裏表ライター -2ページ目

裏表ライター

ずいぶん長らく放置しておりました。
またポツリポツリと書こうかと思います。…たぶん!

ああ ねむい

たいへん ねむくて いとわろし

ねがわくば

このまま とこしえの ねむりに おちて

はるの うららかな ひのもと

おだやかな おわりを

とげとう ございます



されども

そうは とんやがおろさず

やはり こよいも

ひとはらん あるようで

いと いと わろし

されど その ほのかな あくのかほりに

ひかれるのも またじじつ



ゆえに

ねむくとも りょうの まなこを

けんめいに ひらいて おるのです




この おつとめは

さて

きちとでるか きょうとでるか

やぁ たのしみなこと



ぜひ よいかおで おわりたいものよ
聞くと、

涙を流すことすら、許されないとのこと。

あらまぁ。

あらあらまぁまぁ。

それはそれは、不憫だこと。

誰に吐き出すでもなく

一人むせび泣くでもなく

それでいて

罪を背負わねばならないのね。

不憫だこと。



でもあなた、私には吐き出して良くって?

許されていないのなら、

私にも吐き出してはいけないのではなくて?

早々に

契りを破ってしまったのね。

あらまぁ。

あらあらまぁまぁ。

それはそれは、間抜けだこと。




あなた。

私に吐き出したいのなら、

もう少しオツムを鍛えてから出直していらっしゃい。

間抜けすぎて、反吐が出ますわ。
一瞬で溺れた

忘れもしない あの日 あの瞬間

わたしの中が

あなたの景色であふれた

わたしは 素直に溺れた

溺れることすら 心地よかった

それでもなお

あなたの侵蝕は終わらない

次から次に

また

新しい息吹と景色が入ってきて

その度にわたしは

喜んであなたに溺れた



だからわたしは あなたのために

あなたに言われるがまま

わたしにないふをふりかざした





それがどうだろう

つい先刻

突然 あなたの侵蝕が止んだ

度重なる侵蝕に慣れすぎ

強慾になってしまったのか

わたしは もう

溺れられなくなっていた

あたらしいあなたを貰わないと

溺れられなくなっていた

なのに

侵蝕が止んだ



すると 面白いもので

わたしは呼吸が難しくなった

溺れていないと 息がくるしい

わたしの中の あなたが足りない

あなたが欲しい

わたしはあなたの全てが欲しい

あなたがくれない あなたがほしい





だからわたしは わたしのために

あなたのコトバも聞かず

あなたにないふをつきたてる



* * * * * あ と が き * * * * *

THE★ヤンデレ!!を目指しました。
こんな感じであってるのかな?
これだと、なんだか中毒患者みたいですね。

そういえばアレだな、
前作の【駒子】もちょっぴりヤンデレ風味だな。
…別にわたしはヤンデレじゃありませんからね!!(笑
駒子や

駒子の頬を

つねるのが好きだ

駒子や

駒子の髪を

引っ張るのが好きだ

駒子や

駒子の名を

意味もなく呼ぶのが好きだ

時に

笑いながら呼ぶのはさらに好きだ

駒子や




「やぁいやぁい

頭からよんでも

お尻からよんでも

こまこ」

こう言って

駒子が大きな目を潤ませ

こちらを恨めしそうに睨みながら

必死に涙を堪えているのを

眺めるのが一番好きだ





ゆがんでなどいない

わたしは

決してゆがんでなどいない

想いが「ゆがむ」など

実体のない想いがゆがむなどと

どうして

だれが分かるというのか

だれの杓子で

はかっているのか





駒子よ

とうちゃんは好きか

かあちゃんは好きか

じいちゃん ばあちゃんは好きか

好きならば

わたしはどうか

好きか

それとも

一番好きか

どちらだ






駒子よ

わたしがこんなにも

お前に想いを注いでいるのだから

お前も

わたしに想いを返せ

何だっていいのだ

「想い」を返せ






わたしの愛に応えを返せ

愛でも

憎しみでも

悲しみでも

何でもいいのだ

からだも

こころも

駒子のすべてが微動だにしないのでは

ただの

独り相撲ではないか

お願いだから

返事をおくれ




駒子や

もし

応えの仕方が分からないのなら

喜んで教えよう

例えば

頷くも応えだ

例えば

首を振るも応えだ

愛撫も 泣くも 笑うも 怒鳴るも

すべて応えだ

立ち去るも

応えだ





さぁ 駒子や

返事をおくれ

できればわたしが

お前の応えを判別できるうちに

返事をおくれ
人には

誰しも波があるのだ。

きっと、あなたにもあるはずだ。



だから

だからどうか

彼女を

波のために見捨てないで。

おねがい。



  — 波 —



彼女の傷は、何もここ最近ついたものではない。

もう、私と会う何年も前から

ずっとずっと

人知れず増えてきたものだ。

彼女は、それを

ずっと隠して

でも、止めることも できずに

ずっと

刻みながら生きてきたのだ。

その経験のない私には、

止めることも

叱ることも

掛ける言葉すら、ないのだ。




嗚呼、こんなに近くにいながら

この掌の なんと無力なことか。

私の浅はかな経験を総動員したところで、

説教すらも

薄っぺらい紙切れ同然の重みしかないのだ。






彼女には波がある。

そして、私にも波がある。

私たちの波は

偶然にも、逆を打っている。

おかげで

どちらも、さほど強くはないのに

寄りかかることができたのだ。

息の抜ける場所にできたのだ。




私は、弱い。

弱い自分に屈するつもりはない。

そう思えるのは

彼女という場所があるからだ。

彼女の灯火が あたたかかったからだ。





おねがいします。

望みが薄いことは分かっています。

それでも私は、

ほんの1%でも可能性があるのならば

もがきたい。

彼女のためではない。

私のために もがきたい。

おねがいします。

彼女に、もう一度チャンスをください。

波に飲まれそうになっている今を、

乗り越えるチャンスをください。

私が

乗り越えられなくなるのだ。

波に

飲まれてしまいそうで怖いのだ。

眠れぬ夜が

またやってくるのが怖いのだ。






おねがいします。

おねがいします。

彼女を 私から消さないでください。