駒子 | 裏表ライター

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ずいぶん長らく放置しておりました。
またポツリポツリと書こうかと思います。…たぶん!

駒子や

駒子の頬を

つねるのが好きだ

駒子や

駒子の髪を

引っ張るのが好きだ

駒子や

駒子の名を

意味もなく呼ぶのが好きだ

時に

笑いながら呼ぶのはさらに好きだ

駒子や




「やぁいやぁい

頭からよんでも

お尻からよんでも

こまこ」

こう言って

駒子が大きな目を潤ませ

こちらを恨めしそうに睨みながら

必死に涙を堪えているのを

眺めるのが一番好きだ





ゆがんでなどいない

わたしは

決してゆがんでなどいない

想いが「ゆがむ」など

実体のない想いがゆがむなどと

どうして

だれが分かるというのか

だれの杓子で

はかっているのか





駒子よ

とうちゃんは好きか

かあちゃんは好きか

じいちゃん ばあちゃんは好きか

好きならば

わたしはどうか

好きか

それとも

一番好きか

どちらだ






駒子よ

わたしがこんなにも

お前に想いを注いでいるのだから

お前も

わたしに想いを返せ

何だっていいのだ

「想い」を返せ






わたしの愛に応えを返せ

愛でも

憎しみでも

悲しみでも

何でもいいのだ

からだも

こころも

駒子のすべてが微動だにしないのでは

ただの

独り相撲ではないか

お願いだから

返事をおくれ




駒子や

もし

応えの仕方が分からないのなら

喜んで教えよう

例えば

頷くも応えだ

例えば

首を振るも応えだ

愛撫も 泣くも 笑うも 怒鳴るも

すべて応えだ

立ち去るも

応えだ





さぁ 駒子や

返事をおくれ

できればわたしが

お前の応えを判別できるうちに

返事をおくれ