変わらぬ田舎の風景が……
外は静かぁ～に雨が降ってます。風はいつもと変わらぬそよ風です。
「台風どこ行った？ ホントに来てんの。煙の如く消えたんとちゃうの！」
そんな雰囲気の土曜日昼前です。
「どうじゃろな」とパソコンで“所在”を確かめると、和歌山・紀伊田辺の沖合にあり東へ進んでいるとのこと。このあともウロウロ、ノロノロと紀伊半島に上陸、伊勢・名古屋方面か、北にとって奈良・大阪・京都方面か、あるいは海に出て浜松や静岡や伊豆方面か、道草喰いながら“ジョギング”していくつもりらしいです。
インバウンドの方たちなら「名古屋や伊豆より奈良や大阪や京都や滋賀の方がよっぽどよろしおまっせ」と手招きするところですが、太平洋上で生まれた“暴れインバウンド”さんですからねえ、「どうぞ、お早ようお引き取り願って、名古屋や伊豆の方へどうぞどうぞ。名古屋のひつまぶし絶品でっせェ、それに伊豆の干物、こりゃあ天下一品ですから、早よう行かんと喰いそびれまっせェ」
というのも、実は、秋号の他の原稿はかき終えたのですが、旅の原稿だけは中秋の素材を目当てに週末、出かける計画を立てていたのです。しかし“10号”さんがお出でになるということで自宅待機になり、締め切りが迫る中で「ハテ、困った」となったわけです。
最後は何とでもして締め切りに間に合わせますが、食事と同じで新鮮なものがいいけれど、あまりに手近な素材は僕が納得できない。ハテ、サテとなっているわけです。
だから10号さんに、あまりそこいらをウロウロ、チョロチョロされては困るんです。
早よう、どっか行ってちょうだいませ、頼んまっせェ～、です。
皆さんもおんなじでしょ？
署名集めて、金輪際来んといて、分厚い反対名簿を突きつけたいで～す。