迷走台風10号、要警戒やな | 明日通信

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あすへ...

写真は夏前のもの。この高木が黒雲を背に揺れています。

 

 昼をまわった頃から、窓越しに見る前の公園の高木が揺れ続けるようになり巻く風がぶつかり合う音だろうか低く耳に届き出した。

 

 まだ、本体は鹿児島の南の洋上、種子島あたりにあり、自転車程度のゆっくりした速度で北上中だとか。しかし高気圧だとか偏西風などに挟まれて進路も定まらず、日本海方向から急に四国、紀伊半島方向へ向きを変えるようだと。

 それにしても、まだ千㎞も向こうなのに、東海や関東地域に大雨を降らせたり関西に風を起こしたり、大型猛烈台風にしても、ホ~ンと迷惑な。

 

 明日は月一の大阪の眼科。近づいて雨風がもっとヒドクなってきたら、か細い身体だから飛ばされないか心配で……は冗談にしても、方向転換した進路予想は30日か31日、四国沖から紀伊半島、もしかすると紀伊水道に入り大阪・神戸を抜けるという予報官の話も。

 

 6年前、同じコースの猛烈台風が襲い、関空など事故が起こったが、我が家一帯も大きな被害が出た。公園の巨木が折れ、隣近所揃ってベランダやガレージの屋根が跡形もなく飛んでしまい、修復工事に時間がかかった。

 

 当時、「後期高齢と言われる年まで生きてきて初めて味わう狂ったような台風」と言ったのを記憶している。今回は前例があるから、できる備えをしっかりしておくつもりだが、家ごと飛ばされたら、ついでに天国行きをお願いしたいなと。

 本音は四国沖から洋上はるか向こうへ去っていってもらったらいいのにと、願わずにおれない。