高橋宏斗を打ち崩そう! | 明日通信

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根尾もカープにはいいピッチングしたね(ケーブルTVより)

 

 カープはドラゴンズが苦手。それでも昨年は勝敗的には拮抗していたが今年はこれまで三つ負け越しの6勝9敗。

 大量点を獲られての敗戦は少なく、点を1,2点しか獲れずに敗けが多い。ということはやはり打線がドラゴンズの投手を打てないことに尽きる。高橋宏斗、柳、松葉、涌井、速い球を投げる投手だけでなく涌井のようなかわす投手にも抑えられたことも。ということは「打てない」以前に気持ち的に忌避しようとする苦手意識がそうさせているのかも。

 

 しかしそうした中で高橋宏斗だけは様子、事情が違う。160㎞近い速球にツーシーム、スプリット、カットボール、スライダーなど絡めながら投げるため、対戦するほとんどのチームの打者が抑え込まれている。苦手とか何とかではなく能力的に優れ、誰もそう簡単に打てない投手ということだろう。

 

 カープも既に高橋に2敗し抑え込まれている。いつも通り対戦すれば森下が好投してドラゴンズ打線を封じ込めてせいぜい引き分け、1点でも許せば3敗目を喫する可能性が大ということになる。

 

 ただ、その高橋が現状の成績10勝2敗のうち2敗はいずれもベイスターズで味わせられたもの。カープはベイの打線に比較的強い。その打線に高橋は唯一敗けているのだから、高橋を打ち崩すヒントがあるといえないだろうか。

 

 一つは、ベイの打者は積極的で初球から強く振ってくる。高橋の速い速球を狙って打ってくる。その積極打法が当たれば、次は明確に変化球を多投し始める。その切り替えを狙えば高橋を打ち崩せるはず。

 

 いずれにしても気分良く投げさせない。どの球を投げたらと思案させ、変化球を投げたらバントヒット狙いで球を右左に、前に転がされマウンドを何度となく駆け下ろされる。そうして落ち着いて自分の投球をさせなくすれば、さすがの高橋も崩れていくのではないだろうか。

 

 今日こそは高橋を打ち崩し、3敗目をカープが味わせられれば、弾みが付けられ後の二戦もいただける。対戦成績も五分の9勝9敗にできる、そうあってほしいね。

 2位のジャイアンツが1差で迫ってきているのだからね。