風呂からあがって居間のエアコンで涼んでいたら、二階の僕の部屋の掃除をしていた家内がビックリ顔で下りてきて「オトーサン、エアコン壊れてなんかないじゃあない」と少し詰問調で話しかけてきた。
実は、6月の中頃だったか、部屋のエアコンのフィルターを家内が洗ってくれたついでに本体を僕が珍しく拭き掃除したまではよかったのだが、電源を入れるとウンともスンとも、電気が入らず動かなくなっていた。
「ああ壊れた、古いもんなあ。買い替えするかあ、でも今、猛暑でスグ取り付けにきてくれんじゃろ」ということで思いついたのがYAMAZENの冷風扇だった。息子に、間を置かずネットで買ってもらった。
氷と冷たい水を補給すると結構涼しい風がくる。
これでOKだったが、家内や息子家族が最近の猛暑に冷風扇では僕のカラダがもたないと心配してくれて新しいエアコンの取り付けをうるさく言い出した。
「冷風扇でエエ。エアコン取り付けても僕の寿命はここ数年のもん、もったいない」と言い返していたが、このところの暑さ、
「仕方がない、電気屋さんへ行こうか」
でも、少し前まで機嫌よく動いていたのに何でや、そこのところをもう一度、調べてからと思い立ち、電源外れていないか、ヒューズはどうか調べ始めていたら、一足先に、家内が部屋の掃除のついでに室内機のカバーなど触っていたら電気が入り、普通に動き出したというわけだ。
何のことはない、掃除した後、どこか乱雑にカバーなど取り付けたために電源が入らなくなっていたらしい。
いや~ッ、僕はいわゆる機械もんをいじるのキライじゃあなく面倒がり。ノー天ズボラ、
「僕はペンより重いもんもたんのじゃあ」で、モノがないとなると探すより「買おう」、ちょっと動かないとなると「代わりを手当てしよう」でこれまでどれだけムダなことをしてきたか。
今回も、「シャーナイなあ、新しいエアコン買いに行く」寸前だった。
「オカーサン、ありがとう。賢い奥さんがそばにいると助かるねえ、10万円は散財するところだった。アリガトね、好きな“CoCo一のカレー”おごるから食べに行こな」と言ったら、
「その程度なの!」と、また叱られました、ハイ!