上本選手が佐藤選手に替わって一軍に帰って来る。5月初め、右足のハムストリングかな、一塁へ走り込んで痛め、ようやくファームで数試合実戦で感覚を戻し、新井監督は交流戦後のリーグ再開、ドラゴンズ戦から戻すのを決めたようだ。
ファームの上本選手を追っていたら、数試合出場だがノーヒットの試合は1回だけだったね。あとは必ず一本はヒット。ヒットが出ない日でも出塁すると盗塁と、確実に何かゲームを動かしたり痕を残している。
他の選手とどこか違う。その上本選手が一軍に復帰。当面は代打、守備固めでの出番だろうが代打層の薄いカープにとって心強いね。ユーティリティープレーヤーだから守るのは内外野どこでも、代打もどんな狙いのどんな打ち方をするかすべて心得ているから心強い。もちろん万全となれば先発出場もあって当然。
それよりなにより控えにいる若手、宇草、二俣、大盛、羽月、石原などはベンチにいるだけでお手本になるだろう。低迷する堂林、田中なども刺激になると思う。
しかし、上本選手の復帰で気になるのはファームにいる若手選手たちだ。新井野球は、最後は「私が責任をかぶる」と言って選手の自主性、積極性を求め、コーチにも押しつけの指導を禁じているが、それが心地よくチャレンジする気持ちが却って起こらないのか、上に上がって来る選手がほとんどいないことだ。
上本選手と入れ替わってファームに戻った佐藤選手は厳しさを知ってさらに努力するだろうが、もう、上へあがってきていいはずの中村奨選手などどうしてるのだろう。くふうハヤテ戦で4号ホームランを打っていたが、まだ上にのし上がる力がないということだろう。他の選手も、一軍の不出来選手と入れ替わるくらいの迫力をみせなければカープも、今首位を走っていても心細いね。
ガンバッテ～ヨ、二軍の若い選手たち！