一極集中のまちの”大騒ぎ” | 明日通信

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高齢者の置き去りにされた村。「わすれんといてな」

 

 来月7日に行われる東京都知事選挙に現都知事の小池百合子さん、いよいよ明日にでも出馬表明をするらしい。

 既に名乗り上げている人、話に上がってる人、さすが首都東京のトップを決める選挙だけにたくさんおられるらしいねえ。その中の中心人物が小池さんで、現職がいよいよ三選を目指して意思表示するということになる。

 

 選挙での争いは、候補者多数ながら実質的には先に出馬表明した立民の蓮舫さん(無所属で出馬するらしい)と小池さんの一騎打ち。そこにキャスチングボードを握るほど票をあつめられるかどうかの人が数人、いずれにしても首都東京のトップを決める選挙だから賑やかなことです。

 

 どうなるんですかねえ、いや、どうでもいいんですけど、三選を目指す小池さんは個人の学歴で問題を指摘され、その上独自候補者を見送った自民党が陰ながら支持支援するとか。しかしその自民党裏金問題で国民からノーを突きつけられ補選や地方選で敗け続け、そんな人気凋落の自民党にステルス戦闘機になって応援されてももうみんなにバレちゃってますからねえ。

 

 一方の蓮舫さん、個人的に人気があるようでないようで、それに立民は国政で裏金自民党を追及し政治資金規正法で少し人気を手繰り寄せたとはいえ、知れてますからねえ、その担がれた二人が首都東京をどうするこうするといっても有権者は「君たち、どれほどのことができるんじゃ」と白けて投票を忌避するんじゃあないかと。僕なら白々しいと先頭に立って?忌避したいですなあ。

 

 なにせね、国政も引っ張り込んで激しい選挙戦をやれば、東京一極集中が一層進み、地方は置き去りにされてさびれていくんですよ。

 日本列島北から南の端まで2700㎞、人口1憶2000万人だけど、東京を中心に首都圏で人口4割が集中し、経済も半分近くここに取り込まれているんです。

 ということは他地域は過疎、過疎が進行、こんなんで東京をもっとよりよいまちになんて言われたら地方に住む人たちはこの先どうなるんですかね。

 

 だからたくさん立候補する人の中で、「東京をこれ以上一極集中させてはなりません。もう少し過密を避け、政治も経済も地方へ分散させ、バランスの取れた発展を目指す、そのリーダーとしてタクトの振れる東京をめざす」という候補者が一人でもいてくれんかなと、そうしたら都知事選を興味深くみさせてもらうんですけどね。

 

 「何、寝言言ってるの」と言われるでしょうが、全国を旅し、過疎だとか秘境を売り物にしなければならない地を訪ねるたびに、何とかならんもんかと考えさせられるんですよね。分かって貰える人は分かってもらえるでしょ!