ロッテ第一戦のヒーローインタビュー(ケーブルTVより)
すっかりカープの走るスペシャリストとしてポジションを掴んだ羽月選手が一昨日のロッテ戦で2番サードとして先発メンバーに名を連ねた。
170㎝に届かない小兵だが“走るカープ”で欠かせない選手だしすばしこい。それに近年、筋力も増し投手の早い球、強い球にも矢野に劣らないくらいバットに当てるようになってきた。しかし前に弾き返すにはその矢野並に打席に立つチャンスを増やさなければならない。だからたまの先発でヒットはなかなかむつかしい。
で、あれば新井監督はロッテ第二戦になぜ羽月を起用したのか。想像するに、走る野球でDH制をひくパの力野球、そんな中でとりわけ投げる職人として名を馳せる佐々木投手のパワフルな投球をかく乱するにはランナーが背後で走る気配を見せ、牽制することだったと思う。2番に羽月、8番に矢野は新井監督のその意思を示したものだったろう。
ところがたまに打席に立つ羽月には佐々木の早い球を前に飛ばすには荷が重すぎた。だったらバントでも、いやそれでもむつかしい。残るは四球で出塁し、盗塁で責任を果たすことと考えたに違いない。とくに好投の玉村を守りで支えるところを、サードごろエラーで2点を献上してしまい、なおさら、エラーを埋め合わせる責任をと考え過ぎ、出塁、そのための四球選びにこだわるあまり最後の球を見送り三振、それが全打席で起こってしまったのではなかったかな。
常時先発する選手、好打者でさえ佐々木の160㎞近い球と力を抜いた変化球の落差にてこずって打てないのに、たまの先発に加わって打ったとしたらその方が驚きで首を傾げるのではないかな。
だから4三振、気にすることはない。日ごろ、代走で貢献しているのだからね。これから代走だけでなく、先発メンバーとして名を加えてもらうにはさらに筋力強化と早い球を前に弾き返すパワーとタイミングを身に着けることだよね。すばしこい羽月に、不断の努力すればさほどむつかしいことではない。
また今度を期待するネ、がんばってネ~!