ネットのお店紹介から写真を利用させてもらいました
「飴もなか」って知ってますか。新潟県長岡市の長命堂の名物最中らしいです。
我が夫婦揃って最中好き。家内が出かけた際とか買い物先で見つけるといくつかまとめて買って来てお供えし、日々のお茶タイムに一つずつ仏壇のお供えから下ろしいただくことにしているのですが、時に5個だとか15個セットの時、最後は一つになります。
そんな時、我が夫婦、すべて平等ですから半分こ。でもねえ、正確に半分は割れない。少しどちらかが大きく、と言うことは一方は微妙に小さいんですね。
家内は「オトーサンに…」と大きい方を勧めるのですが、僕は生まれついての人類平等主義者ですので、公平なじゃんけんできめることにしておりまして、「最初はグー、ジャンケンポン」で”大”をとりあうことにしています。
まあまあ、それはともかく、先週の土曜日の夕方、外出の家内が帰宅しテーブルの上に買ってきたパンやお菓子などを並べました。お腹が空いてればともかく、遅い昼食で足りていたのでパンもお菓子も見過ごしていたのですが、何気なく目をやった先に最中が一つ。
好きですからねえ、最中は別腹ベツバラ。
これは家内のお土産ですから間違いなく僕にでしょう。
「いただきます」と包装紙を破いてパクリ。最中にしては少し硬目。でも甘味がジワッ、美味しい!
でも何で柔らかいはずの最中がこんなに硬いの、不思議な表情に、すかさず家内が「中の餡が水あめらしいのよ」と。
アッそうか、昼、女子会があるとのことで朝からお土産に韓国巻「キンパ」を巻いてたなあ。車でみなさんが集合するおうちの前まで送っていった、その「どなたかのお土産だったんだな」と言いかけてアワワとなった。
「どうしたの」
「いや、ちょっと……」
急いで洗面所へ。たとえ家内の前でもオトコマエでエエカッコしの僕にしてひん曲がった顔を見せたくない。
実は奥の下の入れ歯が最中の飴にくっついて外れてしまったのだ。急いで洗面所で洗って入れ直し、何食わぬ顔で
「入れ歯外れた。『飴もなか』美味しいから吐き出したくないし、不格好だし、歯無しで食べ終わって洗って来たんだよ」の説明に家内は大笑い。
でもなあ、好きな最中、それに珍しい『飴もなか』残さず食べてしまわんとなあ、「この『飴もなか』取り寄せようか」