株は上がれば下がる、注意一秒 | 明日通信

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 34年2カ月ぶりに日経平均株価更新、最高値をつけた。1989年12月29日大納会で38.915円が昨日午前、ついにだった。終値は39.098 円。

 

 テレビは証券会社のデスクにカメラを持ち込み、その瞬間を。拍手が起こり、嬉しそうなコメントが。街頭インタビューでも喜びと期待感のコメント、ひいたコメントは少々。

 

 よかったよかった。でもねえ、僕、バブル以前から追って来て、スゴイ現場に居合わせた者として、チョロチョロの素人投資家はつられて有り金を注ぎこんだらダメ、カネを投じるならしっかり勉強してと伝えたいね。

 

 僕もいくらか数千円株を持っていたが、頑張り抜く途中で千円札一枚、百円札数枚までになったことも。ただおかげで大損せず、このカネを事業に回し、今は何倍にも。

 

 今回の株高、企業業績もさることながら、海外投資家が日本の社会や企業の安全、安定を見込んでいるのは事実だが、円安を巧みに使いこなしているのは確か。植田さんがゼロ金利の縛りを解くと円高に振れる。株は一緒に上がり4万円をさらに上に行くか、資金を円買いに向けるか。株の反応は……。

 

 機関投資家などはいかようにも、しかし、一般の小口投資家は「波間に投げ出され、気づいたら……」になりかねない。注意一秒、細心の注意が求められるよね。