派閥解散で幕を引くつもり!? | 明日通信

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 首相の岸田さん、岸田派の解散意向を表明し、その声を聞くや安倍派、二階派が追随、解散を決めた。日刊紙では「解散に追い込まれた」と言う表現をしていたが、それちょっと違う気がするね。党総裁の岸田さんが口にしたのをさいわいに「とりあえず解散の形にして、飛んで来る弾(追及)の的を隠しとこう」ではないかね。

 

 岸田さんが本当に身を切るつもりで裏金問題に当たるなら、還流や中抜きによる裏金問題を解決し、二度とこうしてはならない、その元凶が派閥だから二度と裏金作りをさせないために政治資金規正法など改正し、そのプロセスの中で派閥解散が筋道だよね。

 

 そうでなければ麻生派、茂木派、森山派のように「俺たちはそんなことしてないんだから解散なんてしないし、必要ないだろう」となる。今の岸田さんのやり方であれば麻生さんの言い分、筋が通ってることになる。

 

 そもそも派閥ってナニ? 大義名分は政策研究会や同志の勉強会として組織化したもんではなかったかな。それが額面通り政策研究や勉強のために集まって活動しておれば言うこともないのだが(一人一人は多額の歳費と政党助成金の分け前、それに通信費のような特権的カネ併せて億のカネをもらっているはず)、「政治にはカネ要るねんよ」と表に出ないカネを手にしようと欲張るからこんなことになるのと違うかね。

 

使い道の一例だけど、ある政治家さん、ある著名ホテルの地下の高級バーで5人、6人連れて傍若無人の大宴会を二度三度と目撃したことがあった。一度で数十万円、領収書とれない、となれば裏金が欲しくなるよね

 

 政治に取り組むために必要なカネではなく、政治家という職を失わないためのカネづくり、それが裏金づくりなのかも。国民は許してはならないと思うね。