HRのハイタッチはベンチ内で | 明日通信

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 昨日、東京でセ、パ12球団の監督会議が開かれたとか。その席で、カープ新井監督は昨年のゲームで二つの「リクエスト」に時間制限がありながらOKとNOの首を傾げることがあり確認したようだ。

 

 それはそれでいいのだが注目したのはジャイアンツの阿部新監督がホームランを打った選手をベンチで迎えるのに、これまでベンチ前で祝福のハイタッチしていたのを大リーグのようにベンチ内で行うというジャイアンツなりの新しい姿勢を示した(同調を求めた)ようだ。試合時間の短縮が目的だったらしい。

 

 僕は、阿部さんの目的とは違うのだが大賛成である。僕は、選手がホームランを打って喜ぶのはいいし、みんなが祝福のハイタッチで迎えるのも反対ではない。が、ホームランを打った選手が派手なポーズを示し、迎える選手も時にベンチ前まで飛び出してハイタッチするのを苦々しく見ていた。

 

 ホームランは往々にして劇的だから大喜びして思わず手を突き出したりするのは分かるし、避けられない側面はあるけれど、スグ目の前に打たれてショックに耐える投手がいることに、勝負事とはいえ思いやることができないのかなと。

 

 ソフトバンクからジャイアンツに移籍し、昨年引退した松田選手や、西武ライオンズからソフトバンクにFA移籍した山川選手は派手なジェスチャーでファンを煽っていたが優しさや気配りなんてカケラもないのかなと思ったものだ。嫌だったね。

 

 その点、ジャイアンツ岡本、タイガース大山、スワローズ村上、山田、ベイスターズ宮崎、佐野選手はベンチからの仲間のハイタッチも遠慮がち、人として思いやりがあり素晴らしいと思った。

 

 これは落合さん(ロッテ、ジャイアンツ他で選手として活躍しドラゴンズの監督を務めた)は前々から指摘していたことで、劇的な場面のホームランで我を忘れてチーム全員で大喜びすることはあるけれど、やはりできるだけ相手投手への思いやりを忘れず、喜びは自軍のベンチ内でだね。

 それがゲームの進行を早めるなら二重に言うことなしと思うんだけどね。どうだろうね。