天ぷら屋「ハゲ天」は初代が”ハゲ”だったから | 明日通信

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先日、家内と大阪の百貨店へ買い物に行った際、昼食を店内の天ぷら屋「ハゲ天」で済ませた。グルメ街の店を順に覗いており、今回は季節の天ぷら・銀座「ハゲ天」に入った。

注文のエビ天丼が吸い物などと盆に載せられて目の前に。さっそく、箸袋からハシを抜き、箸袋を傍らに置きかけて、何気なく箸袋の裏を見ると「『ハゲ天』の由来」と書いてある。こういうことには人一倍関心が……。ハシを置いて、食べるのを後回しにして目を走らせる。

曰く「昭和三年、東京九段で創業したときの屋号は『たから』でした。ところが初代親父は既に完全なハゲ頭だったので、お客様からハゲの天ぷら屋『ハゲ天』としか呼ばれず、二年後銀座に進出する際に、思い切ってこれを屋号にいたしました」と……。

説明はこれだけだが、以前から何で「ハゲ天」なのか、の疑問が解け家内と笑いながら話を新たな一品の菜にして天丼を口に運ぶことになった。なにせ僕ももうお頭がテカテカだから意味がよく分かるんだよネ。