薬局、自分たちの「御都合」に振り回されてはネー! | 明日通信

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あすへ...

「今日は、どうしてもお医者さんへ行って血圧降下剤のクスリをもらっておかなければ……」と、早めに外出の支度をし、10時過ぎに近くの医院へ。なにせクスリが今朝で切れてしまった。いつもの月なら予備一日分を使って日延べしてもいいが、医院も年末年始9日間の休みと聞いている。

色々所用の段取りと突き合わせると今朝しかない。医院へは車で。やはり混んでいる。待つこと一時間、血圧測定と診察。先月、血の検査結果も聴かなければならない。先生、聴診器を当て、「異常なし」、血液検査も「二重丸です。いや、中性脂肪が改善されてませんね。食べすぎ飲みすぎに注意」、「ハイ、分かりました」でお医者さんは終わり。

しばらく待って、清算と薬の処方箋をもらい、医院とバス道路を挟んだ道の向こうの民間薬局へ。11時20分過ぎ。「混んでいまして一時間くらいお待ちいただくことになります。よろしければ後程、取りに来ていただければ。お電話を教えていただければ連絡させていただきます」、「じゃあ夕方でも……」、「すみません、今日は午後1時で終わらせていただきます」、「明日朝のクスリがないから今日もらえなかったら困るんです。1時までだったらそんなに時間ないんじゃあない?」、「少しの時間くらいなら……」。実は、この薬局のこうした申し出はしばしばで、先月も家へ一度帰り出直している。

「アー、またか」だったが、銀行と車に給油する用があったため「じゃあ一時間後」といって薬局を出た。

午後一時までといわれたから用事を済ませるのも急ぐ。40分ほどで済ませ、近くのパーキングへ。約束の一時間には少し早い。車で少し時間を過ごし、12時25分に薬局へ。まだ待ち客(患者)が7、8人。「できてますか」、「すみません、あと30分か、イチ……時間くらい」、「できていないということ、少し時間を延長しても1時までといったんでしょう?」、多分、店内で待っている客優先で僕のような「後程、取りに……」客分を後回しにしていたんだろう。

「あのね、僕等みんなヒマついでにお医者さんへ行き、クスリを貰いに来ているんじゃあないよ。僕も仕事の用事や仕事相手と約束があり、一時間かかるといわれたからその時間を延ばしてもらったんだよ。その遅れが5分や10分ならスミマセンと遅刻を詫びればいいけど、伸ばした上にまた30分か一時間遅れますですか。そんな僕等、お客のこと何も考えていないんじゃあないの。あなたたちの都合だけで時間を延ばし、変更している。最初から三時間かかりそうならそう言ってもらえばいい。配慮したつもりで30分、一時間なんていうからこちらも他に迷惑かけることになるんです。考え直してもらわなければネ。わかりました。もう明日でいいです。朝、もらいにきます」といって外に出た。

途端、中から追いかけてきて、「すみません、もう、できあがりましたので」と呼び戻された。知らない待ち客は、うるさいおじさんの“ゴネ得”に見えたかも知れない。

クスリを受け取りながら「イヤなことを言ってわるかったネ。でも、おたくの忙しいのはわかるが、お客もそれぞれ都合があることを考えてもらわなければ……」と言って薬局を後にしたが、何か後味の悪さが残った。