ショッピング街では孫が頼りの方向音痴 | 明日通信

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あすへ...

 昨日は二時から始まる高校野球決勝戦をテレビ観戦するまで上の孫と家内と三人でイオンモール四条畷へ。

孫が昼まで時間が空かないことが分かり、ボーリングの遊びはペンディング。代わりに昼食を兼ねて買い物に。孫が親たちと時々足を向ける内環にできているイオンモールがいいということで車を走らせた。デッカイ、ショッピングモールだ。二、三度行ったことがあるが、あまりに大きくて僕には不向き。僕は、ブラブラ散歩をまったくしないことはないが、買い物などでウロウロはゴメン。買うものを決めて一直線、買ったら「帰ろう」、だから家内は「楽しくない人」、いや、分かる、自分が一番よく知っている。だから「買い物、一人でどうぞ」なのだ。

第二京阪の下道を走ってイオンモールまでは「任しといて」。でも到着すると建物をぐるり囲む、大きすぎる駐車場。「おじいちゃん、そこを左、次のコーナーを右、次をもう一度右、ミギミギ、そこで停まって!方向音痴だから一つ一つ教えてあげなければならない」孫に指図されながら青空パーキングに納める。

「建物のあの看板が正面に見えるDの…」パーキング位置を確認していると「僕が分かってるから大丈夫。あのドアから入るとレストランやフードコートに一番近いんだ」、「アッ、そうか。よろしくお願いします」そばで家内が笑っている。

孫が言ったとおり入って数分、エスカレーターを上がって右に、レストラン街だ。「サテ、何食べよ、好きなもの言っていいぞ。肉、魚、すし、中華、それともフレンチ」とおじいちゃん、カッコウをつける。

「昼間からこってりはやめとこ」孫が何や、大人の大きなオッサンみたいなことをいう。「おじいちゃんの好きなものでいいよ」、「そりゃあダメ、主賓に合わせなくてはナ」、「このレストラン街の店、実はもうほとんど食べてる」、「何や、はよ言えよ。食べてない店ないのか」、「この中華の店」、「じゃあ決まり。小龍包でも…」、定食にプラスしてテーブルに料理を広げた。味、もー一つだったかな。

時計を見るともう昼を過ぎて午後一時。急いで夕食の買い物を。

「おじいちゃん、後ろについてきてね。よそ見してたら迷子になるからね。時々、僕が後ろに回ってみていてあげるからね」、「ハイ、スミマセン、よろしくお願いいたします」

おかげさまで迷子にならず無事、買い物終了。車へ。「おじいちゃん、こっち、あの通路から出るんだよ」、「はい、了解」。

親譲りの方向音痴。それでも好きな山や山道、アウトドアでは方向確かで迷うことはないが、まちではホント、とんと自信がなくなる。地下街など方向感覚が途端になくなり、モグラが穴から顔を出すように、時折、地上への階段を見つけ外の景色で位置を確認するくらい。ショッピングモールのスケールになると、だから落ち着かない。

孫に「今日はお前がいるから大船に乗った気持ち、安心、アンシン」、楽しいショッピングモールの散策となった。