橋下さん、松井さんが国政の維新の党を離党したとか。引き金は党の幹事長が地方の首長選挙で地元の党組織の反対を押し切り、他の野党推薦候補を応援した。責任を取って幹事長辞任を迫ったものの従わず、それなら最高顧問と顧問が辞めるということになった。建て前上、維新の党分裂を避けるため幹部二人が辞任というのだが、事情や理屈はどうでも、真面目な政治よりも打算、計算ばっかり。話題をつくりあげ秋の大阪府知事、市長選を勝つことばかり考えてるように思えてならない。
何か事がある前に騒ぎ(話題)を起こし、それが終わると次、次・・・。本来、大阪維新は大阪を都にして府市二重行政の無駄をなくす。この実現には中央の法制度改革などが必要ということで維新の党を組織し国政に進出、発言権を大きくするために合併もした。国政政党だから大阪のことばかり言ってられない。国の重要な問題の優先は当たり前。
その中で考えにかなり隔たりのある党や人同士が小異を捨て大同についたのだから、党内で葛藤、ぶつかり合いはあるだろう。自民党という大集団の考え、思想は維新の違いどころではない。が、激しくぶつかり対立しても党を割らない。最終的に一つにまとまり決めた目的を達成する。一人一人の勇気のなさに腹立たしく感じることはあるが、安定した政治を託される安心感はある。
話が、考えが、思惑が違うとがなり立て、けなし、すぐ袂を別つ。あの小沢さんの政治手法に似ている。小沢さん、剛腕で通り、だれもが選挙上手、従わねばと崇めたてまつったけれど僕には若い幹事長の時から信用できなかった。自分の考えに従わない、自分の思いどおりにならないとスグ分裂行動に出る。先に政権を取った民主党時代、結成の大旗を振った中心人物の一人だったはずが、思いどおりにならなくなった途端、70名余を引き連れ出て行き、そのために民主党政権は潰れることになった。それはいいとしても小沢さん、自民党を出て以来、いくつ政党をつくり壊したか。そして結局、メンバーのほとんどが国政の場から消え、残ったのは4人、これでは国会での発言権も政党助成金も十分手に入らないため太郎さんを引き入れ数合わせ。
橋下さん、小沢さんに似ていないだろうか。大阪で都構想、僅差だったけれど否決されたのでしょ。辞めると言ったのでしょ。潔く黒幕も卒業したらどうだろう。
大阪の自民党や公明党、民主党、共産党のやることがいいとは思ってないけれど、これだけが正しいといった顔で騒ぎ立て、落ち着かない地方政治にしてしまった罪一等重い。
国政も地方行政も、他に、真に優れた政治家はいますよ。静かに政治の舞台から身を引いていただきたいなと思う。都構想に賛同できる部分はあるが橋下さんであるかぎり応援は御免こうむりたいネ。