白内障手術の準備 | 明日通信

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 来週の29日、木曜日、左目の白内障手術をする。手術を決めたのが昨年10月。元々左目に異常があり専門の眼科で通院治療していて「白内障も進んでいる」とのことだったので決めた。以来、何回か治療や検査を重ね、来週初めから毎日5回、準備のための液ぐすりの点眼、前日、検査があって29日、手術。

 普通は10分程度で終わるとのことだが、僕は元々左目に異常があり、そのための通院していて白内障手術となったために「少し時間がかかるかも、やってみなければ」ということだが何てことはないだろう。ただ、1日入院、もう1日は片目で眼鏡なし、駅の階段を上がり下りして電車で通うのは危ないため、眼科の近くで一泊、後の治療を受けることにしている。

 それも実際は何てことない。辛いのは1カ月間、運動を、つまりゴルフを禁じられていることだ。寒い時期だからいいか。例年、1月、2月は数回程度。だから2月の1カ月、ゴルフをしないのは、それこそ何てことないのに、してはいけないといわれると気ままが出る。

 ただ、ブログは楽しく休みたくない。せいぜい29日の1日かな。

 特に電車の中で読み返した勝海舟の「氷川清話」に、今に通じる話が多く、順次、紹介したいものがたくさんあるので、せめて「先学に学ぶ」話しだけでも書きたいなと考えている。

 勝海舟は徒党を組まず、ほとんど独り身で動きまわり、要所要所で重要な役を託され、解決していった江戸から明治への開明期の人。とくに江戸へ向かって包囲を縮めてくる官軍を代表する西郷隆盛と談判し、江戸のまちを戦火から守った「江戸城の無血開城」はよく知られるところだ。

 独り身の動き、特に幕藩体制を守ろうとする武士階級から逆賊のように嫌われ、評価は分かれるところだ。僕自身も、やはり封建の時代に生きた人だなと無神経な言い回しに抵抗を覚えるくだりもあるが、しかし全体としてはその慧眼に惹かれる。

 ほんとうは「氷川清話」を読んでいただきたいなと思う。童門冬二の小説「海舟独言」もわかりやすく面白いがあくまで小説である。勝海舟の出てくる小説や資料は他にたくさんあるが、「氷川清話」は創作部分もないとはいえないが、海舟本人の直接の回顧談だけに人物が偲ばれ、また歴史を知る上で勉強になる。