久々の更新!



いや~、最近カミさんに、


「以前にも増して怒りっぽい」 とか 「すぐにカッとなる」


と連日の様に言われ続けてます。


ドラマ見てても激しく言い争うような場面で、


「怒鳴らないでよ!」


などの台詞が入って、


怒りをあらわにして当たり前だった側の人間が


「ごめん。・・・」


とか言って静まり返っちゃったりして。


感情を抑えてコミュニケーションするということが


昨今当たり前だという世の中の流れになってきてしまっている気がします。




当然、一方的に怒鳴りまくって相手の言い分にも耳を貸さない、


なんていうのは論外だけど、


感情をむき出しにすることは決しておかしなことではないし、


それでもちゃんと会話が成り立っていれば


別に避けるべきものではないと思うよ。


感情起伏幅の問題もあるけど個人差もあるからね。




肝心なのは、自分の言い分・主張を通すために必要な


自分と相手の感情コントロールだと思う。


これをコミュニケーションを通じてどう有利な方向に導いていくか。




それにしても、カミさん言うように、


最近の俺は確かに怒りっぽいんだよね。


ありきたりだけど、相手のことを考える余裕が無いのかなぁ。



そのドラマでも言ってたけど、


「愛情」が人の心を惹きつけるんだそうだ。


まあある意味納得ですが。



俺も日々他人を敬って生活していると自分では信じてるんだけど、


それだけじゃ足りないんだね、きっと。



俺って人からの愛情が見えてないのかな?



ブタネコ

同僚の葬儀から帰る途中家に電話すると妻から出血したとの知らせ。


先月の健診で妊娠1ヶ月目かもしれないとの診断だったので不安が急速に膨れ上がる。

しかも飛行機の搭乗時間が間近に迫っていて誰かに電話で助けを依頼することも難しい。
これでもし何かあったら自分の御人好しさ加減に怒りが収まらない。


だが俺のpanicをよそに、どうにか近所の大学病院の緊急婦人科で診て貰う段取りを妻が取り付けた。



空港に着くや否や車に飛び込み、間違いなく速度超過で家に向かって妻をpick up。
思いの外顔色が悪くなくちょっと安心したが病院へ急行。

ほぼ誰もいない待合室内の往復を数十回繰り返して待つ事約1時間、診察室に呼ばれた。



診察結果は何も問題はなかった。
心配される様な出血もなかったらしい。
しかも心臓がbeatしているのを確認したとのこと・・・。
本に載っている赤ちゃんの超音波写真どおりの影。
「経過はvery good」だそうだ。

でも今はひたすら安静に過ごしてなさいとのお医者さんからの助言をもらって帰途に。

検査でも出血が確認されなかったということがちょっとまだ心残りだけど、
やっぱり先生に大丈夫と言われると二人ともちょっと安心できた。



人の世の「終わり」と「始まり」に触れた長い一日がようやく終わる。


金曜の夕方から飛行機を2便乗り継いでレンタカーで更に1時間半、深夜過ぎにホテルに到着。


急遽なぜか俺が葬儀に参列することになって

初めてこのofficeへの出張がBの葬儀なんて最悪、だなんて思ってたけど
「一度は会いに来なさいよー!」とBのあの高い声で呼ばれてるんだろうと考える。


朝の8:45から彼女の働いていた事務所近郊で仮葬儀。

天候は曇り。

気温はアルプスの麓らしく冷え込んで氷点下目前。
葬儀場までは車で5分の距離だけど同期のOがホテルまで迎えに来てくれた。


白い低層の共同葬儀場はモダンな作りですぐにそれと分った。

Bはホールの真ん中に足元には沢山の花々を抱えて小さく寝ていた。

最初は数人だった参列者もばらばらと集まり記帳して着席。
時間になると葬儀場の係りの人であろう若いお兄ちゃんが進行役を勤めた。


Bが好きだったjazzやclassicが流れ、総務、社長、そして親戚と思われる方から其々お別れの挨拶。

最後に参列者全員が聖水で十字を切るんだけど、その列に並んでいる時にこらえ切れずに嗚咽。

会社のみんなからBに宜しく伝えてくれと頼まれて来たんだけどもうそれどころじゃなかった。


それでもまだ心のどこかでは信じられず。


本葬は週明け火曜日にBの自宅近郊の教会でとのこと。

夕方の便で帰宅の途に。