金曜の夕方から飛行機を2便乗り継いでレンタカーで更に1時間半、深夜過ぎにホテルに到着。


急遽なぜか俺が葬儀に参列することになって

初めてこのofficeへの出張がBの葬儀なんて最悪、だなんて思ってたけど
「一度は会いに来なさいよー!」とBのあの高い声で呼ばれてるんだろうと考える。


朝の8:45から彼女の働いていた事務所近郊で仮葬儀。

天候は曇り。

気温はアルプスの麓らしく冷え込んで氷点下目前。
葬儀場までは車で5分の距離だけど同期のOがホテルまで迎えに来てくれた。


白い低層の共同葬儀場はモダンな作りですぐにそれと分った。

Bはホールの真ん中に足元には沢山の花々を抱えて小さく寝ていた。

最初は数人だった参列者もばらばらと集まり記帳して着席。
時間になると葬儀場の係りの人であろう若いお兄ちゃんが進行役を勤めた。


Bが好きだったjazzやclassicが流れ、総務、社長、そして親戚と思われる方から其々お別れの挨拶。

最後に参列者全員が聖水で十字を切るんだけど、その列に並んでいる時にこらえ切れずに嗚咽。

会社のみんなからBに宜しく伝えてくれと頼まれて来たんだけどもうそれどころじゃなかった。


それでもまだ心のどこかでは信じられず。


本葬は週明け火曜日にBの自宅近郊の教会でとのこと。

夕方の便で帰宅の途に。