海外での発酵ワークショップ② | 発酵食品アドバイザー・アジアの発酵食品研究家 大西孝典のブログ

発酵食品アドバイザー・アジアの発酵食品研究家 大西孝典のブログ

アジアの発酵食品、世界中の各種発酵食品に関するブログです。

前回の記事はコチラから

 

 

前回からの続きとなります・・・。

 

アメリカやヨーロッパのような先進国の大都会では、若干値段は高いものの、日系の食品店などで様々な発酵食品を比較的簡単に手に入れる事はできるでしょう。

 

しかし、途上国や、さらに日本人はもとより、外国人すら住んでいない様な地域にお住まいの方にとっては、あー、ここに味噌があればなぁ、とか、甘酒を食べてみたいなぁ、と思う事が頻繁にあるのではないでしょうか・・・・。

 

僕が一般のワークショップ以外で、年に数回程度、ボランティア・ワークショップと称して、主に僻地(失礼)に住む日本人の方の元に出向いて麹をはじめとした基本的な発酵食品のワークショップを行っているのも、少しでも日本の食品に接する機会を持って頂くためであり、食によって喜びを感じて頂きたいと思うからで、特にお子様がいらっしゃる方を重視するのも、その子供たちにも母の、または父のルーツである日本の食品に親しんでもらい、食育といった見地から日本を感じて頂ければいいな、と思うからです。

 

北インド、ラダックのレーにてザンスカール出身の旦那様に嫁いだ日本人女性に向けた味醂作りワークショップ  

標高3600mにあるレーの街

 

とは言っても正直なところ、高尚な気持ちでやっているのでは全くなく、そうなればいいな、オモロいなという、勝手な僕のエゴでやらせて頂いておりますので、基本、移動、宿泊、経費等も全て自腹です。僕の判断基準は面白いか、面白くないか、なので、まずは自分自身が面白いと思っていなければ、バイクを走らせ、ローカルバスを乗り継ぎ、時にはトラックの荷台で運んでもらっての移動なんて耐えれないと思う・・・w

 

 

むしろ、突然連絡を受け、押しかけて来られ、麹を作って味噌やら何やらを作る作業を共にする等、僕のエゴに付き合って頂いている方に対して恐縮しているくらいなんです・・・・。

 

北タイのクンパオでカレン族の旦那様に嫁いだ日本人女性向けの麹ワークショップの様子

 

 

作った麹でお味噌を作っています。麹歩合13歩、塩分12%の味噌です。

 

 

ラオスのビエンチャンでカフェを営み奮闘中のお友達に向けた納豆のワークショップ

 

出来上がった納豆です!上出来ですね。

 

以上、僕が普段、海外で行っているワークショップの様子をご紹介しました。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!