発酵食品アドバイザー・アジアの発酵食品研究家 大西孝典のブログ

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アジアの発酵食品、世界中の各種発酵食品に関するブログです。

毛豆腐作りと毛豆腐を使った腐乳作りのオンラインワークショップのお知らせ



朝夕が少し肌寒くなってきた今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

ようやく気温が下がってきたこともあり、以前よりたくさんの開催リクエストを頂いておりました、中国安徽省で作られる、「毛豆腐作ワークショップ」と「腐乳作りワークショップ」をオンラインにて開催したいと思います。

 

このワークショップは2部制となっており、いずれかの受講だけも可能ですが両講座に参加する事によって、毛豆腐から腐乳製造への流れが良くわかります。

極めて珍しい毛豆腐と腐乳のワークショップですが、この機会にご自宅で毛豆腐、腐乳を作ってみませんか?


■オンラインでのお申込みにつきましては ↓

 

https://resast.jp/events/881177 (毛豆腐)
https://resast.jp/events/881371  (腐乳)

 

 

■毛豆腐とは?

 

豆腐にクモノスカビ、ケカビといった菌を接種し、発酵させた発酵加工豆腐の事です。中国は安徽省の黄山で作られる毛豆腐が特に有名ですが、その他にも四川、雲南など中国各地で作られます。毛豆腐を使った料理では揚げた毛豆腐に唐辛子ソースをかけただけの虎皮毛豆腐が一般的な食べ方ですが、その他にも野菜炒めの調味料として使用されたり、肉まん(包子・パオズ)の餡に使用されたりと様々です。

中国全土で食される、豆腐を使った豆腐乳はこの毛豆腐を唐辛子、塩、香辛料と一緒に付け込み熟成させたもので中国料理には欠かせない食材となっています。

最近では中国国際電視総公司が放送する人気番組、舌尖上的中国(舌の上の中国)でも紹介され、中国人の間でも注目されるようになりました。

 

■腐乳とは?

 

腐乳(Furu)とは豆腐をカビなどの微生物で発酵させ、調味料や香辛料等に付け込み、熟成させた中国の代表的な食物、調味料です。

現在では腐乳は中国各地で作られており、家庭で作られる自家製の腐乳に始まり、いくつもの大きな腐乳メーカーが各々の味、特徴を打ち出し、製造販売しています。また台湾では日本の醤油麹(Aspergillus sojae)と、米麹(Aspergillus oryzae)を使って豆腐を発酵させ、腐乳とした台湾式の腐乳も一般的に食されており、その種類は千差万別と言っても過言ではありません。

今回、当ワークショップで作る腐乳はクモノスカビなどの菌をつけ発酵させた毛豆腐に、香辛料、唐辛子、塩などを加えて熟成させる、最も一般的な腐乳、辣椒腐乳を作ります。中国では包子の餡に入れたり、炒め物に使用したり、お粥と一緒に食したりと幅広くお使いいただける腐乳です。

 


 

 

 

 

今回、タイはバンコクにてアジアの発酵食品4種類の発酵ワークショップコースを行う事となりました。

 

今回のワークショップは

 

インドネシアの納豆と呼ばれるスーパーフード、「テンペ」、

タイの発酵ソーセージ「サイクロッイサーン」、

タイの発酵生ソーセージ「ネーム」、

インドの発酵漬物「アチャール」

 

の4種のコースとなります。

 

ワークショップは対面形式ですが、タイ在住以外の方もオンライン、アーカイブにてご参加頂けます。

 

日本の発酵食品も好きだけど、アジアの発酵食品も作ってみたい、アジアに住んでいるけれど帰国後も日本でアジアの発酵食品を楽しんでみたい、という方は是非!

 

詳しくは  ↓

 

 

 

 

 

 

 

バンコクに戻って3カ月も過ぎ、ようやく落ち着いてきたかと感じるようになりました。思えば日本での2年半は本当に長かったなぁ・・・・・

 

コロナ禍の2年半を経てバンコクに戻ってみると、発酵、発酵食品を取り巻く環境が大きく変化しているのを感じました。最近の発酵ブームも相まって、ここバンコクにおいても麹や醤油麹、甘酒、味噌といった、麹を使用する発酵食品が注目されるようになり、製造方法そのものや、麹の持つ力に着目するタイの方もものすごく増えたように感じます。先日訪れていたチェンマイでも、タイ人の生徒さん向けに初の麹ワークショップを行いましたが、1週間という短い告知期間にもかかわらず、大勢の方に参加頂きました。

 

          チェンマイでの米麹ワークショップの様子

 

そこで、ここバンコクでもコロナ渦の2年半ぶりに麹作りのワークショップを行う事になりましたのでお知らせいたします。

今回のワークショップでは基本的にタイ(バンコク)在住の方向けの対面ワークショップとなりますが、同時進行でオンラインも受け付けております。

 

タイ国以外の諸外国に在住の方、バンコクまでは遠くて行けないという方もオンタイムでの参加が可能です。(お住みの場所によって時差がありますのでご注意ください)

 

■開催日: 2022 年10月27日(木)10:00~1200(タイ時間)
(時差がございますのでオンラインでご参加については居住場所の時差でご計算ください 例:タイ時間が10:00の場合、日本時間は12:00となります)

 

■内容:ご家庭にあるキッチンウェアを使用して、米を蒸し、種麹を使ってゼロから米麹の作り方を学習します。

また、米麹の糖化の仕組み、失敗しない方法など、ご家庭で米麹を作る際に出てくる様々な疑問にも対応します。 また、当日は麹作りに使用する種麹の販売もございます。

 

■開催場所:Ekamai Soi 10 Yak2  Sala Bran にて (

■開催方法:対面及び Zoom でのオンラインワークショップ

■参加人数:約 20 名(定員に達しますと締め切らせていただきます)

■受講費用:1500 バーツ/一人(日本円では5500円)

 

詳細につきましては下記まで ↓

 

 

 

 

今後も定期的に日本の発酵、諸外国の発酵を取り交ぜた発酵ワークショップや様々な企画をご提供いたしますので何卒よろしくお願い申し上げます。