ご報告 第8回 介護タクシー リスク管理セミナー 「認知症を学ぶ」 | 介護タクシーができること ハートハンド グループ

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尊敬すべき高齢者と車椅子を使用するすべての人々のために

今まで数多くのご利用者様、その家族、そして彼らに関わる人たちと接していろいろなご要望をいただきました。

少しでもそのご利用者様のご要望にに答えていきたい。

ご報告 第8回 介護タクシー リスク管理セミナー 「認知症を学ぶ」

 

日時:令和元年9月12日木曜日 午後5時00分から6時00分
会場:ハートグループ事務局 (東京都世田谷区喜多見8-8-20)

講師 ふくえみサポート 代表 荒川 由紀子 (認知症ケア専門士/現職の介護福祉士/外出支援事業/介護タクシー)
 

予定通り、第8回 介護タクシーリスク管理セミナー 「認知症を学ぶ」 が開催されました。

 

70種類の症状があると言われている認知症の特徴は緩やかに症状が進み、本人も躁うつ病と勘違いされる場合もあるような不安に襲われます。

 

今までできたことができなくなる、今まで思い出せたことが思い出せなくなる。

 

認知症の早期発見と要所要所で家族や周りに対処の仕方で、その後の病状を遅らせることも、早めることになることもあります。


その時々の状態において周りの関わる方々が想像力を働かせて認知症の方の行動等と判断し、どう対処するかがとてもお重要になります。

 

小学生低学年のお孫さんが、認知症のおじいちゃんにお小遣いをもらいました。でもこのお孫さんは昨日のお小遣いをもらいました。

さて、この小学生低学年のお孫さんにどのように接すればよいかとアドバイスをしますか?

 

「おじいちゃん、昨日ももらったよ」、認知症の初期症状の方であれば 「そうだったか、昨日もあげたか」 で問題はないのですが、かなり認知症が進んでいるおじいちゃんだと昨日あげたことを全く思い出せず、ただただ不安になります。

 

「おじいちゃん、ありがとう」とお孫さんが言う。でもそのままにしておくと、おじいちゃんちゃんがまたお孫さんにお小遣いをあげようとして財布の中を見たときにお金が減っています。なぜお金が減っているのだろう、誰かに盗まれたかな?

 

おじいちゃんの財布のことまで考えるとすれば「お小遣いをもらったら、その分をおじいちゃんのお財布に返しておく」

正直私もそこまでは想像力を働かせることができませんでした。

 

 

ハートハンド グループ 
代表 森谷 冬樹