12月26日(火)は、年内最後の「おしごと図鑑」でした。
今回は、有限会社太豊工業の安田厚士社長。
「曳家(ひきや)」という、建物を解体せずに移動させる特殊な建築業のお仕事についてお話を聞きました。
厚士さんとは倫理法人会という団体で10年来のお付き合いですが、曳家のことをちゃんと聞いたのは初めて。
道路拡幅で自宅を動かす必要が出て来たとか、地盤沈下で傾いた家を直すとか、母屋を立て替えるために敷地の中にある蔵をずらすとか、さまざまな理由で建物を動かすお客さんがいますが…
一生の間で「家を動かす必要性」に直面する人って、そんなにいないですよね〜
(多分私は、死ぬまでオーダーすることない気がします・笑)
そのため曳家をする会社も少ないわけですが、解体でも建て替えでもなく『移動させて残す』という選択をするなら曳家さんのお世話になるしかないので、競合が少ないということは一つの「強み」でもあります。
なるほど
厚士さんの小学校卒業文集で「お父さんの仕事を継ぐ」と書いてあった作文を紹介してもらいました。
作文の内容は全く記憶になかったそうですが、のちに工業高校の建築科に進学し、一級建築士をとって会社を継いでいるわけですがから、無意識の刷り込みというか、思考は現実化するというか…
ちなみに、私の卒業文集の作文には「歌手になる」て書いてあります(笑)
そろばん塾を継ぐつもりはサラサラなかったわけですが、そうは言っても、そろばん塾を継ぐ前もセミナー講師とか大学の非常勤講師など「教える」という仕事をしていたわけですから、やはり幼少期の体験とか環境って、どこかで職業選択に影響するものなんでしょうね。
さて、教室は12月27日(水)から冬やすみです。
このブログ更新も、次回は来年1月1日。
みなさま、良いお年を