「アジア株二季報」08年秋・冬号を発売しました
こんにちは、管理人Kです。
弊社編著の「アジア株二季報 2008年秋・冬号」が発売されました。前回よりさらにバージョンアップして、投資家の皆様のニーズに応えた作りになっています。興味のあるかたはぜひご参考にしてみてください。
(以下、告知文です)
アジア8カ国市場の主要銘柄を網羅した「アジア株二季報」の最新版が発売されました! 前回よりさらにパワーアップし、新興国投資家の皆様のニーズにマッチした作りになっています。
【前回からのバージョンアップ点】
・第一線で活躍する経済アナリスト・木下晃伸氏が監修
・「業種別順」で気になるセクターが一目瞭然
・財務データは「純利益」「自己資本」など企業診断に必要な要素を完全網羅
・業績予想は★マークによる「レーティング」で一括表示
・チャートはロウソク足。出来高も表示
・現地からの最新情報をもれなく反映、情報量もさらにアップ
「アジア株二季報 2008年秋・冬号」
アジアンバリュー (著)、 木下 晃伸 (監修)
日本実業出版社
価格:2625円(税込)
<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E6%A0%AA%E4%BA%8C%E5%AD%A3%E5%A0%B1-2008%E5%B9%B4%E7%A7%8B%E3%83%BB%E5%86%AC%E5%8F%B7-%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC/dp/453404447X " target="_blank"><span><strong>→詳細はこちら</strong></span></a>
(編集局)
ジム・ロジャーズ氏が緊急来日! 無料講演を行ないます
世界3大投資家の一人である冒険投資家、ジム・ロジャーズ氏の緊急来日が決定しました。
9月27日、日比谷・帝国ホテルで講演を行ないます。
世界的な投資家のリアルタイムな見方を知る、またとないチャンス。
参加無料なので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
→お申込はこちら
(管理人K)
北の湖理事長辞任とタイの政局
北の湖理事長が大麻事件の引責でとうとう辞任しましたね。
子どもの頃、相撲は好きでよく北の湖理事長の現役
時代の頃テレビ中継を見ていました。
ふてぶてしくて、しかも強い。
当時いじめられっ子だった私には、その強さが
なんともうらやましく思えたものでした。
しかし、その後釜となったのが、武蔵川理事長。
理事の互選でなる理事長は、相撲協会という
力士出身、いわゆる相撲仲間の
なかで、相撲利権を代表する人物。
茶屋制度や、年寄り株など、利権の塊のような業界のなかで、
問題が起こるたびに表紙を変えながら、
仲間内でぐるぐる理事長職を回している感じがします。
それとほぼ同じなのが、タイの政界。
タイはいま、現政権であるサマック首相を中心とするタクシン派と
反タクシン派の争いが続いています。
もともとタクシンは、日本では汚職の代名詞のように言われていますが、
病院に安く行ける制度を作ったり、北部山岳地域での麻薬栽培を止め、
さらに売買を厳しく禁止するなど、タイの貧しい人々からは、絶大な
人気を誇っています。
タイは、企業&軍&政治家という結びつきで複数のグループを作り、
政権が変わるたびにグループ間で様々な利権が移動してきた
歴史があります。
サマック首相は、タクシン元首相の一派を率い、連立政権を樹立、
今年一月に政権に就きましたが、反タクシン派の企業の出資により
急遽、反政府市民団体が組織され、それを反タクシン派の民主党が
支持し、デモに参加するだけで企業から日当がもらえるという、
なんとも不思議なデモ隊と、現政権を支持する
グループの間で流血騒ぎが発生。
もともとお金がもらえるデモ隊にポリシーなどあるわけもないはずが、
政治不安と見た外資が逃避、SETインデックスは下落し続け、
600ポイント台で低迷しています。
相撲協会も、問題が起こるたびに、一門同士が対立し、
理事長職が移動してきました。
タイも、相撲協会も、構造は同じ。利権を争うグループ同士の
対立の構造です。
タイは企業業績がいいにも関わらず、市場心理だけで
下げているのはもったいない。
友人たちには、今のうちと優良銘柄を勧めている私です。
総裁選とジム・ロジャース氏
こんにちは。
山野浩二です。
久しぶりの更新ですので、今後は頻繁に書き込んでいきますね。
今回は、お知らせを。
自民党総裁選で、総裁選のキングメーカーの政治家と、
冒険投資家ジム・ロジャースの対談を10月21日発売の
マネージャパン誌で掲載予定です。
ロジャース氏に下手なメールをして、「何が言いたいんだ」
と怒られましたが(^^;)
株価を上昇させる要因である外国人投資家のひとりとして、
彼が何を考えているか、
さらに、日本企業に投資している一人として、日本の経済や政治を
どのように見ているのか、ぜひ知りたいところです。
総裁選直前に、その大物政治家が、ロジャース氏に
何を言うのか、大変楽しみです。
次の総裁=首相になる候補者をいま押そうとしているので、
総裁選に対する意見はもとより、今後日本の政策を
どのようにロジャース氏に言うのか、是非聞きたいです。
再来週取材しますので、取材したらアップしますね。
アジア株に注目!
お久しぶりです。
そろそろ北京オリンピックが始まりますね。
で、たまにはいろいろと宣伝させてください。
中国株にそろそろ注目し始めています。
なんといっても昨年から大幅に下げた中国株ですが、
すでに、金融、不動産開発など一部の優良銘柄は反転上昇の気配を示しています。
気になった方は、中国株アナリスト 田代尚樹さんのメルマガを読んでみて下さい。
http://www.mag2.com/m/0000265585.html
現在、私が代表を務めるアジアンバリューでは、
アジア株二季報(秋・冬版)を製作中で、現在の予定では、9月に日本実業出版社さんから
刊行されます。
前回の春・夏版を読みやすくリニューアルしており、」
さらに経済アナリスト・木下晃伸さんによる、
日本企業などとの比較や、様々な分析も盛りだくさんです。
アジア経済や日本企業とも縁の深い海外企業がたくさん出てきますので、
ぜひご購読ください。
9月まで待てないという人のために、春・夏版はこちらです↓
トロント証券取引所へ取材!
山野です。
カナダから帰国してほぼ1週間たった更新をお許しください!
最終日はトロント証券取引所(TSX)の取材です。
昨年モントリオール証券取引所と合併して、時価総額世界7位にまで規模を拡大しました。
カナダ第一の経済都市トロントの中心街にあります。
取材に応じていただいたIR担当者の方々です。
カナダは、これまでご紹介してきたオイルサンドをはじめ、
金(メイプルリーフ金貨が有名)や銅などの鉱物が多く
産出する資源国家です。
昨今の資源高騰を受け、TSXの資源関連企業の株価は
上昇し続け、TSXのインデックスを牽引しています。
さらに、株式や債券をはじめ、金などの鉱物や、農産物、
そして水にいたるまで取引されているそうですから、
日本では考えられないほどの、コモデティ市場ですね。
株式に加え、NYのマーカンタイル市場(高騰しっぱなしのWTI原油先物で有名)
や穀物取引で有名なシカゴ市場をあわせてコンパクトにしたような
感じです。
「アメリカを含む北米市場のなかで、資源関連企業が次々と
上場し高値をつけています。上場コストがアメリカに比べ安いのと、
コモデティになれた市場関係者が多く、アナリストなどの
情報も多いのが特徴ですね。」
そう言って、IR担当者は胸をはりました。
低迷を続ける日本株市場を思うと、この違いはいったい何なのか。
ため息をつかずにはいられません。
あ、ちなみに、日本からカナダへ投資することはできません。
ただひとつのファンドを除いて。
カナダ資源株ファンド。
ご興味のあるかたはぜひ検索してみてください。
もっと、日本人投資家が、世界のさまざまな国のファンドや個別株
へ自由に投資できたら。
そう願ってやみません。
海外投資=マネーロンダリング。
そんなくだらないイメージが払拭されることを祈りつつ。
時価総額1兆円の金鉱山会社、YAMANA GOLD社長 ピーター・マーロン氏を取材
カナダに来て4日目。
そろそろ疲れがたまってきましたが、初めて行く国での取材は、本当に楽しいものです。
本日は、エアカナダではなく、WEST JETというカルガリーに本社のある航空会社で、トロントへと飛びました。カナダを西から東へ。国内で時差が2時間という、日本では考えられない広さです。
カナダでは、全体的にそうなのですが、ひとつひとつのものにきちんと「使う人の楽しさ、快適さ」を目標にデザインが施されている感じがします。機内は合皮ですが、革張りのシートで、大変快適でした。
また、カルガリーの空港では、こんなものが。
飛行機が飛び回り、子供たちがうれしそうに眺めていました。
さて、トロントへ着くと、早速取材です。
YAMANA GOLD。
時価総額1兆円を誇る、ブラジル、チリ、アルゼンチン等を中心とする金鉱山会社です。創業から5年で、ニューヨーク、ロンドンへ上場。近年の金高騰を見越し、M&Aを繰り返して鉱山を買収、規模を拡大させてきました。
その会社のceoが、この方です。
ピーター・マーロン氏。
様々な方法を駆使して低コストで金鉱を掘り、一緒に産出する銅も販売し、積極的なM&Aを繰り返す成長路線をとりつつ、キャッシュフローを大切にすること。さらに金価格は今後千ドルを超えるだろうと推測しながらも、採算分岐点を大変低く見積もり低コストの経営を行うのが特徴です。
企業経営のポイントとしては、企業経営は「人が大切」であると言い切っていました。さらに「困難な局面を迎えても決してあきらめないこと。NEVER GIVE UP!」と熱く語るその姿勢には、小さいとはいえ、同じ会社の経営者としても学ぶべき点が多々ありました。
日本でも、外国でも、企業経営の本質はそれほど違いはないのでしょう。
明日は、トロント証券取引所を取材です。
(山野)
ひとかき1トンのオイルサンドを掘る巨大な採掘マシーン(カナダ・オイルサンド取材3日目)
山野です。
カナダ取材も3日目です。
本日はトロントから、エアカナダで約1時間、カナダ西北部にあるフォートマクマリーへと向かいました。
毎日飛行機に乗って移動。これもカナダの広大な土地がなせるもの。
(フォートマクマレー空港)
降りると肌寒く、日本で言えば3月下旬のような感じです。
飛行機から降りると、荷物は機体から出 順に自分でピックアップ。
さらに、下の映像でおわかりかと思いますが、カナダの土地はひろい!
空港から採掘現場まで、バスに乗っていくのですが、市外へ出ると信号はありません。
針葉樹林をほぼ一直線!
ここは数百キロ平方メートルに及ぶ広大なオイルサンドの露天掘りを行う所で、ひとかき1トンのオイルサンドを掘る巨大な採掘マシーンが展示されている現場や工場近くを取材してきました。
下がその映像です。
(採掘工場現場)
詳しくは、7月21日発売のマネージャパンで。
エネルギー高騰に沸くカナダの中でも、さらに景気がいいため、インフレが進み、驚いたのが普通の家一軒が、こんな小さい都市でも6000 7000万円がざらに売られているということ。
少し郊外にいけば広大な針葉樹の森が続き、土地はくさるほどある街です。
もちろん、円安のために価格が高いように感じる部分もありますが、オイルサンドなどのエネルギーを持つカナダは、サブプライム問題で不況に苦しむアメリカに比べ、足元の経済はかなり好調のようです。
(バーガーキングでコーヒーを飲む木下さん)
ちなみに、昼食で食べたバーガーキングのポテト、飲み物つきのセットで6ドルから8ドル。
カナダドルは1ドル105円程度。
日本に比べやはり高いように感じます。
(山野)
おそるべし、オイルサンドの埋蔵量
カナダに来て2日目、毎日天気がよく、地平線まで雲の動きがわかるほど広大な大地を取材で走り回っています。
弊社の社外取締役である、経済アナリストの木下晃伸さんのブログでも連日更新されていますが、木下氏、それに経済誌、マネー誌の編集の方々と一緒にオイルサンドの取材を続けています。
本日は、カナダ最大の銀行であるロイヤルバンクオブカナダのご協力により、UTSというオイルサンドの権益を持つ会社の取材を行いました。
中央↓が、CEOのウィルさんで、あとは取締役の方々です。
カナダは日本にとって友好国であり、しかも、産油国である中東やアフリカといった、紛争が起こりやすい国々ではないため、原油の安定した供給源として、日本政府も注目しています。
ウィルさんは、オイルサンドが、全体の埋蔵量からみても開発はまだ始まったばかりであり、いまだ広大な土地に眠り続けていることや、それでも、同社では、1バレル当たり80ドル以下の低い開発コストで投資を進めていることなど、様々な情報をいただきました。
オイルサンドが、高騰する原油市場に対して大きな役割を果たすことを願ってやみません。
さて、その後は、カルガリーから飛行機で、アルバータ州の州都エドモントへと向かいました。
飛行時間は40分。あっという間です。
車で、郊外へ向かうと、地中のオイルサンドを抽出する施設や、新設する施設の工事があちこちで進んでいました。走行距離は、おそらく200キロ以上。それでもほんの一部の施設を回ったにすぎません。
おそるべし、オイルサンドの埋蔵量。
(オイルサンド抽出工場)
詳しくは、この取材を来月21日に発売するマネージャパンで詳しくお伝えしますね。
出発まであと2時間。
少しは眠れるかな。
(山野)
今、カナダにいます。「オイルサンド」の取材です
山野です。
今月前半にベトナム、タイ、シンガポールへ行った取材記もアップしないまま、1週間が過ぎて、なんと今カナダに来ています。
バンクーバー空港(↓写真)を経て、いまはカルガリーにいます。
その目的は、いま注目されている、「オイルサンド」の取材。
オイルサンドとは読んで字のごとく、大量の原油が混じっている砂のことで、カナダではロッキー山脈を越えたあたりのアルバータ州で多く産出しています。
いままでなぜ注目されなかったかというと、製造コストが高く、生産してもコスト割れしていたためです。
しかし、昨今の原油価格高騰により、採算がとれるようになってきたため、なんとカナダが世界第2位の産油国になってしまいました。
ここに数社の日本企業が必死に食い込み、日本が必要とする原油の供給元を確保しようとしています。
日本企業が持つ中東での権益が少なくなった今、カナダのオイルサンドは、日本のエネルギー戦略を考える上で要注目です。
明日から、この現場を取材していきます。
ちなみに、現在カナダドルは対米ドル、対円に対してどんどん上昇中で、1万円を両替しても手数料を含め 約79ドル。
空港のファストフード(↓写真)を見ても、大変高い印象を受けますが、単に、日本円が弱くなっていることに加え、好景気、および資源高によるインフレが進んでいるためです。
明日から、可能な限りこうしたカナダの実情をお伝えしてくつもりですが、
なかなか時間が・・・・がんばります。