トロント証券取引所へ取材!
山野です。
カナダから帰国してほぼ1週間たった更新をお許しください!
最終日はトロント証券取引所(TSX)の取材です。
昨年モントリオール証券取引所と合併して、時価総額世界7位にまで規模を拡大しました。
カナダ第一の経済都市トロントの中心街にあります。
取材に応じていただいたIR担当者の方々です。
カナダは、これまでご紹介してきたオイルサンドをはじめ、
金(メイプルリーフ金貨が有名)や銅などの鉱物が多く
産出する資源国家です。
昨今の資源高騰を受け、TSXの資源関連企業の株価は
上昇し続け、TSXのインデックスを牽引しています。
さらに、株式や債券をはじめ、金などの鉱物や、農産物、
そして水にいたるまで取引されているそうですから、
日本では考えられないほどの、コモデティ市場ですね。
株式に加え、NYのマーカンタイル市場(高騰しっぱなしのWTI原油先物で有名)
や穀物取引で有名なシカゴ市場をあわせてコンパクトにしたような
感じです。
「アメリカを含む北米市場のなかで、資源関連企業が次々と
上場し高値をつけています。上場コストがアメリカに比べ安いのと、
コモデティになれた市場関係者が多く、アナリストなどの
情報も多いのが特徴ですね。」
そう言って、IR担当者は胸をはりました。
低迷を続ける日本株市場を思うと、この違いはいったい何なのか。
ため息をつかずにはいられません。
あ、ちなみに、日本からカナダへ投資することはできません。
ただひとつのファンドを除いて。
カナダ資源株ファンド。
ご興味のあるかたはぜひ検索してみてください。
もっと、日本人投資家が、世界のさまざまな国のファンドや個別株
へ自由に投資できたら。
そう願ってやみません。
海外投資=マネーロンダリング。
そんなくだらないイメージが払拭されることを祈りつつ。