ヴェネツィアに来て一番やりたかったこと、
それが「親愛なるザクセン人」、ハッセのお墓まいりです。
本当はこのCDの発売前に訪れたかったのですが、
コロナ禍でそれが叶いませんでした。
こちらがハッセの眠る、サン・マルクオーラ教会。
ひっそりとしていて、人の気配はありません。
カナル・グランデ(大運河)に面しています。
扉は固く閉められていたので、
しばし、運河を眺めてぼうっと過ごす…
サイドに回り、
裏に回ったら、あった!
もうひとつの入り口!
素敵な教会です。
どこに墓石があるんだろう…と
床を注意深く見ながら15分ほどくらいぐるぐる。
そして、ついに、、、、、
見つけられず係員に尋ねました。
教えてくださったのは、席の最後列の足元。
こんなところに…。
ラテン語で、
ヨハン・アドルフ・ハッセ
素晴らしい 調和の マエストロ
と書いてあり、竪琴の絵があります。
生没年はクロノグラムで書いてありますね。
MDCXCIXは、1000+500+100+90+9で、1699年生まれ、
MDCCLXXXIIIIは、1000+500+100+100+50+10+10+10+1+1+1+1で、1784没と読めます。
(一般的には、1783.12.16にヴェネツィアで没したと言われています。)
CD発売記念の時に用意したアクスタと写真撮影