言葉を器用に扱える事、
身体を好きに動かせる事、
肌が透けるように明るく
スムースである事。
それらは全て
器の話で。
人の皮の話で。
器の真ん中に築かれている
焔のような核心を味わう
人々を
天に昇らせる
ためには
その慢心は
要らないの。
台詞の無い『 水の駅 』は
今この時に
必然で、それはかの方たちに
とっては特に空前絶後の
必然で。
そうきたかと
手を打った。
80年を経てなお
咲かんとする、その
器の魅力も存分に
魅せてくれるのだと
思います。
8月を前に
蝉時雨の中
私は自分の中で
妄想の舞台を作り
1人2人と人を歩かせて
みています。
それでもう
美しいのだから。