左上。
大きな素焼きの鉢から
ノースポールを覗くように顔を出す
ハコベ。
春の七草の一つ。
七草粥でも食べたけど
この本の
『雨水 末候 草木萌え動く』
のページに
「緑繁縷 みどりはこべ」として
挿絵付きでちゃんと載っていたのに
驚いた後には（先週だったかな）
しっかり沢山収穫して食べました。
（で、写真のように今は茎が短い。）
植物も工夫して生きてるけど、
１日の内でも、週内でも、
体調の変化に合わせて
動いてます私。
数年前とかそれより前とかに比べて
格段に良くなった今でも同じ。
いつからだったかわからないくらい
笑顔でやり過ごし続けた頭痛や痺れ
身体の軋み。それを感じたら
体勢を変えてみたり、
（あとはよくこちらに書くように
歩き続けるのは楽です。散歩とか
ヨガで動き続けるのみたいなのも。
で、毎日スタジオに通うという
ものすごく贅沢な３年も経験。）
横になってみたり、
その時は横になって出来ることを
してみたり。
で、動ける間に動きます。
家事などの仕事を済ませる。
眠れないから朝はめまいがひどく、
でも血圧も上げたいから
しっかり食べたくて体調のいい
時間に調理して、
という毎日の工夫の結果の朝ごはんを
ここに書いてきました。ずっと。
書く時間自体が休める時間でも
あったので、頭痛で頭がぼんやり
しても（もう慣れていて）書けるから
書いてきました。
そういう自分のあり方と
緑繁縷（みどりはこべ）は似てる。
って感じます。
ベビーリーフの収穫時に一緒に
ちょちょこ食べても来た。
一度に大量に収穫するのは
頻繁には無理でも、ちびちび。
そんなところが。
でも、今の時期
日当たりの良いアスファルトの
割れ目から生えていると
天に向かって茎を太く成長させて
いるのも見かけます。
で、それは食べるには硬いと思う。
ミニ薔薇の鉢に間借りして生えた
家の子は今すごく美味しいですよ。
今のこの暖かさの中にあっては
ほのかに日のあたるくらいの
環境で育っているから美味しいんだな。
（もっと気温が上がったら家のも
少し硬くなっちゃうかもなあ。）
火曜の夜は
週末に沢山揚げて食べた肉団子を。
マスタードと醤油で食べたのを、
予定通り今回は野菜のソースで軽く。
鶏ひき肉の団子。
３０cmくらいになったフェンネルの
間引き菜を刻んでネギの代わりに。
（黒っぽい糸のようなの見えますか？）
根っこはOK。真ん中の茎の部分は
もう硬かったのでベジブロス袋に。
（生姜も省いて代わりに五香粉。
五香粉にも入る花椒は増し増しで！）
中華とも洋風とも・・・の肉団子。
辛子でなくマスタードにしたのも
酸味が合うと思ったからで。
水曜日の朝は
月曜の晩の煮ぼうとうの汁の残りに
蕎麦粉を使ったすいとん。
これも朝の定番。
豆腐は夜のうちに追加しておきました。
１日のうちの動けそうな時に動く。
（食べるための事も、何か作る事も、
無心で出来る、頭を使わない事を
やって「貯金」しておくなど。）
そういう風に工夫して出来る他の
仕事も出来るだけ引き受ける。
足掛け１０年
服薬もしていたけど
それは副作用の辛さと並べて
考えると、効果はとんとん。
今と同じ「出来る事」をどうにか
見つけてギリギリのところで
過ごしていたな。
良くなった事は沢山書いてきたけど
少しフラットに見つめてみたよー。
そういう必要が出てきたのです。
幸せになるために。
緑繁縷（みどりはこべ）は
他の鉢でも育っていてそちらも
たまに食べています。
何年も開き続けていた本のページに
埋もれたままにしていて、ごめん。
誰にも振り向かれないような雑草。
フルーティーな味わいもあるのです。
（この写真には写ってない。控え目。）