今年もまた
玄関にだけ飾りました。
でも
赤いろうそくや銅の燭台や額縁、
普段からそこにある物がすでに
どこかクリスマスっぽくて。
部屋の方も照明はいつもキラキラ。
廊下の天井からは
キラキラの飾りがぷらん。
クリスチャンでは無いし、
お寺にも神社にも行くし、
西洋よりも東洋の方に魅力を
感じていたのになあ。
そう。クリスマスに向けて
出したのは頂き物の2つだけ。
銀色のツリーと
フェイクグリーンと金色の植物の
飾り。
悲しくて力が出ないのは
大きな喪失感から。
沢山の思い出があったから。
少しずつ手元に集まって来て、
少しずつ出来る事をやって来て、
それらが積み重なってこうして
楽しめる日もあれば、
ここから先１つ2つと消えて行き
心の均衡が保てなくなる不安な日も
あって、でもそれは
今のこの日の輝きがあるからで。
本当は
ここにある物の中のいくつかは
ものすごい悲しみを伴う物けど
毎年ちゃんと飾って
昇華させたいと思う。
年末には必ず
歯が生まれ変わりたがる。
歯の弱い部分、治療した部分が、
「やり直し」を求めます。
ストレスでカルシウムが
溶けちゃうのかな？
それとも今年は背骨がぐるぐると
大きく動き出したから？
それでもあえて、毎年
０（ゼロ）になるこの時期に
自分の目に触れさせています。
私がこの手で繰り広げる
世界の一部に過ぎないもんね。