昨日より今日 | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

(黄色い鉢にはムスカリ。小豆色の鉢にはセージ。)

 

 

 

 

 

 

霜降 末候 

 

『 楓蔦黄なり (もみじつたきなり) 』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年を重ねたり、病気をしたりして

 

だんだんと手数(てかず)が減る

 

自然の法則も当然のことと見通して、

 

受け入れて、

 

心の準備ができていたら、

 

 

 

それでもあとは

 

「昨日より今日」。

 

より深く、紅く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柵の向こうの桜紅葉。

 

今日のほうがこれよりももっと赤いのですよ。

 

写真は昨日11月1日(水)のもの。

 

 

 

 

朝ごはんでは、

 

今年初めてのおでんをようやく

 

食べきりました。

 

 

(きざみ梅干しの雑穀ご飯のおむすび、

 

 ケツメイシとレモンバームのお茶、

 

 ぬか漬け、果物とともに。)

 

 

 

 

 

そのあとまたバタバタと家仕事をすすめて、

 

冬用の敷物やこたつを出してほっと一息。

 

 

 

 

 

 

「セージの小さいほうのこの株の植え替え、

 

 これからでもまだ間に合うかな?」

 

 

私よりほかに誰もする人はいないのだから、

 

そんなことが気にかかります

 

(小豆色のこの鉢とセージの銀色の葉の

 

 組み合わせが好きなのでふみきれない。)

 

が・・・

 

 

 

 

前日までにひとまず形にできた家具ひとつ。

 

 

その達成感で小さな満足。

 

なのでちゃんと自分にご褒美も

 

ひとつあげました。

 

(まだ届いてないので内緒です。)

 

 

 

 

 

ペンキを塗ったり、使う場所を変えたりして、

 

その姿を変えながら20年近く私のそばにいる

 

ベランダのものたちに今年仲間入りした

 

紺色のルーパー

 

 

 

 

 

 

 

その色と背景の明るさとのコントラストが

 

強すぎて縞模様がきつい印象を与えるので、

 

先々週は、

 

その一部を紺色に塗った板で覆って、

 

 

そして先週は、

 

やはり同系色の黒や紺色に塗った

 

ヨーグルトカップにムスカリを入れて

 

そのたくさんの葉でもやんわりと

 

背景を覆いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

欲を言えばもうすこし光と影の差を縮めたい。

 

 

 

 

けれど、

 

今日の方が赤がより深くなっている

 

そのむこうの景色が

 

見えなくなっては意味がないので、

 

ここでも「昨日より今日」を

 

じっくり探しながらいきましょう。

 

 

 

ただより暗くするのでいいわけではなく、

 

より明るくすればいいのでもなく、

 

そして、

 

ただ多く、ただ大きく、ただ新しく

 

・・・でももちろんない。

 

 

ちょうどよい加減を日々模索中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも実はそれは考えるまでもないことで、

 

「明るく見せよう。」「大きく見せよう。」

 

「多く見せよう。」を

 

辞めて今を味わうことを始めた時、

 

ちゃんとちょうどいい加減に落ち着くはず。

 

 

 

 

 

 

がむしゃらな模索の時を終えた桜紅葉。

 

葉は少なくなったので、

 

1枚1枚の今あるありのままの魅力で勝負中。

 

 

虫食いのあとだって勲章。

 

がんばってますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2週に渡る2度の台風で

 

その透明度を取り戻す間も無く

 

ここまで来ている川の水。

 

 

石についた藻や苔が見えなくてその食事に

 

難儀していただろう小魚たちも

 

水面近くならばすこしは大丈夫になったかな。

 

 

 

 

乾いて、紅くなり、

 

でもすこし力なく枝先に

 

ぶら下がっているようにも見える葉っぱ。

 

 

ピンと上に向かうばかりではなく

 

「あるがまま」で頭を垂れることこそが

 

すなわち「昨日より今日」だと教えてくれた

 

その美しい葉の姿を

 

魚も私も頭上高くに見上げます。