古い写真が出てきて、
この頃、夫に懐いていたモグラのことを
思い出した。
今、カトマンズのタメルに
ある
カトマンズ エコ ホテル
の場所に
Thamel Money Changer
があった。
夫がやってた両替屋だ。
紛れ込み、カウターテーブルの
下にあった隙間に潜り込んでしまった。
ちょうど椅子に座った夫の
足元のあたり。
夫は、このモグラのことが
心配になり、朝と夕、毎日同じ時間に、
モグラのいる隙間の横をノックして
食べ物を置いた。
始めは、モグラは知らない間に、
食べ物を持ち去っていたが、
その内、慣れて来たのか、
夫が隙間の横をノックすると、
モグラが先に出てきて、夫の顔を
見て食べ物を待つようになった。
夫は夫で毎日同じメニューじゃ、
モグラも飽きちゃうね、と、
ナッツの日もあれば、
チキンの日、ビスケットと
日替わりで食べ物を
モグラに差し出す。
夫は、毎日欠かさず1日2回、
自分が用で出かける時は、
誰かにモグラの食べ物を
預けた。
私なら、絶対に続かない。
忘れる。
ここが動物に信頼される
夫と、そうでない私の
違いなんだろうな。
↓これは、夫とスワヤンブナートの猿
40年ぐらい前か



