バブラルおじいちゃんはお父さんが亡くなってから、お母さん、11歳の姉、
おじいちゃんの3人で一生懸命、畑や田んぼを耕し、
6歳の妹が家事や小さい弟2人の世話をして
なんとか暮らしていたらしい。
ある日、おじいちゃんは考えた。
お金持ちになって何とかこの生活から脱したいと。
バブラルおじいちゃんは、お母さんに頼み、
お母さんが結婚する時に持参した金の
装飾品を元手に、商売を始めることにした。
8歳のおじいちゃんはお母さんから
受け取った金の指輪やネックレスを
手に1人カトマンズにやってきたのだった。