昨日、仙骨枕を使って気がついた事があります。
(まず、先に言っておきたいのが私は背骨コンディショニングの指導者ではなくて、贔屓目に見る事の無い一般の初心者ユーザーであるという事です)
仙骨枕は仙骨の形に形成されています。
仙骨の位置は一般の方はよく分かりません。
しかし形が臀部の筋肉の間にピッタリハマる形なので、「その様にしか置けない」のが再現性を高める強みだと思いました。
また横向きにしてくぼみを首に当てる、下向きに置いてなだらかなカーブを利用するなど、向きを変えて当てる時の当て心地もとても上手くできています。
当てる形に合わせて形成していると言うことは、汎用性が低い事にも繋がりますが、プロではなくて一般の人に毎日愛用してもらうためには「分かりやすさ」というのはとても大切な事だと思うのです。
プロが商品を作ると今後のビジネス展開を考えて「何十通りにも使える」などプログラムとしての広さを求めて、汎用性の高い、どうとでもなるシンプルな筒状のもの、棒状のもの、布状のものを製品にしてしまいますが
それを持ち帰ったユーザーはビデオでもみない限り「あれ、どうやって使うんだっけ?」と忘れてしまうと思うんですね。そうすると、継続や広がりに繋がらない。
プロとして軽視しがちな「分かりやすさ」というのが、実感できる効果と、有名人の口コミと上手いことミックスして爆発的に広がったのが仙骨枕。
学ぶべきところがたくさんあります。
※背骨コンディショニングの指導者の先生方、「ちがう!」と思われる事もあるかと思いますが、いち初心者の感想ですのでご容赦下さい。