省察、エスノグラフィー | 芦田天文子〜千葉の健康運動指導士のブログ

芦田天文子〜千葉の健康運動指導士のブログ

千葉の健康運動指導士
芦田天文子のブログ

ICFジャパン(国際コーチ連盟)荒木まさえ先生のメルマガを購読しています。
私はこちらの団体とは一切関係はないのですが、荒木先生のブログが勉強になるのでブックマークしたのがメルマガ登録のきっかけです。

今日のメルマガに、荒木先生はスリランカでアーユルヴェーダ三昧をして省察をしてきます、と書いてありました。


省察(せいさつ、しょうさつ)って何だ?と思い、しらべたら

判断を停止し(エポゲー)立ち止まって考えること、と書いてありました。

教育や医療に用いられる用語で一般には馴染みがないですね。
デカルトが最初にこの言葉を使った様です。
※『第一哲学に関する諸省察』(だいいちてつがくにかんするしょせいさつ、ラテン語原題 Meditationes de prima philosophia)
1641年に公刊されたフランスの哲学者ルネ・デカルトの著書


こうあるべきという視点を無しにして、対象そのものを観る
マインドフルネスみたいですね。


そして、その信州大学のレポートにあった省察の一環のエスノグラフィーという観察手法が、本来の社会学・文化人類学研究の枠を超えて今、ビジネス界にも活用されていることを発見しました。


顧客のニーズを知るのにアンケートや座談会、という手法があります。
もちろんそれは有効な方法ではありますが、対象者(顧客)がインタビュアー(企業)に「気を使った回答」をし、なかなか本音が聞けないことも多々あります。
謝礼がある場合は特にその傾向が高まります。


そこで、対象者の中に入り込んで、同じ行動をしながら対象者の行動を観察し、その傾向から真のニーズを把握するという手法、それがエスノグラフィーなのだそうです。
仮説を立てはするものの、省察をし、それを元にインタビューをすると精度が高まるのだそうです。
こちらのサイトの企業の実例
面白いです。


お忍びで他社のクラブを訪問し、お客様の行動観察をしたりするのもそれかしら。
経験的にはこれはとても意外な発見があって面白いものです。


とある日もクラブでレッスンが終わってからしばらくジムに立って、集まるお客様の雰囲気、お話している内容などを観察し


話しやすそうな方にこのクラスはどこがお気に入りポイントですか?なんて聞いたりして、色々やっているのですが


本当に思わぬ話が聞けたりしますよね。
これ、仮説を立ててからやれば良いのか。
なるほど。


今日からは、エスノグラフィーの手法を取り入れてリアルな検証ができる様になりたいです。



【最近の嬉しい出来事】
スープストックトーキョーでイヤーカップげっとしました。
水森亜土さんのデザインです。かわいい❤️