熊本のお母様から上等なカボスを3ついただきました。
カボスを添えたら焼き物のレベルが上がることは言うまでもありませんが、カボス全体を使った料理はできないものかと考え、柚餅子を作ることにしました。本来は柚子で作るわけですが、同じ柑橘系なのでカボスでもできるはずです。
【材料】カボス 3つ味噌 適宜 (九州の味噌なので甘めです)落花生 適宜 (これもお母様からいただいたもの)鷹の爪 適宜 (2本写っていますが、辛めにしたかったので、後から追加)※今回は入れ忘れましたが、ショウガを入れたらより刺激的だったと思われます。
カボスは上から1㎝くらいのところで切り落とし、カボス釜を作ります。薄皮もしっかり除去しました。カボスの中身は別途取り分けておきましょう。


※余った落花生味噌をおにぎりの具にしたら、たいそう美味でした!
カボス釜に落花生味噌を詰めていきます。蒸すと味噌が膨張するので満タンにしてはいけません。参考にしたレシピでは6割程度とありました。アシモモ~は欲張って8割程度まで入れてしまいましたが、これは多過ぎでした。ピントの具合が良い写真だと自負しております。

蒸していきます。蒸し器がないので、鍋底に小皿を裏返しに置いて、カボスに水が浸からない程度に水を入れて蒸し器の代用としました。(※アルミ箔は小皿の底の面積が足りなかったので…蒸し器がほしいけれどモノを増やしたくないのです)。



冷ましつつ表面を乾燥させてから、キッチンペーパーで包んで紐で縛ります。これを軒先に吊るして、完全に乾燥するまで数カ月待ちます。雨に濡らしてはいけないので、天気予報を欠かさずチェックして、降水確率が高い日は家の中に入れ、乾燥した晴天の日は軒先に吊してやります。手間がかかりますが、きっとおいしいのができると思います。結果は数か月後に明らかになります。
乾燥を開始してから半月後にキッチンペーパーの中がカビたりしていないかチェックした際、蓋から1㎜程度はみ出ていた味噌の欠片を食べてみたら、強烈な柑橘類の風味が鼻を突き上げてきましたから、今のところ成功しているものと思われます。
なお、カボスの中身は、種と皮を除いて果汁だけを取り出し、少々の塩と酢を加えて日持ちするように加工し、カボス果汁として重宝しています。
