みなさん、こんにちは。

 

最近、新高1(現中3)からのお問い合わせが増えてきました。

 

私立の特進クラスに進学が決まっている子たちの意識は例年高いようで

 

早め早めに、先を見て動く傾向があるようです。

 

入試を終えた、そして、これから入試を終える現中学3年生たちに伝える事があるとすると、今、一番時間が取れるタイミングだと思うので、英数の先取りを頑張ってください。ということです。

 

4月初旬に英検2級のSCBT受験をし(3月末はすでに締め切り?)、春になったら東進さんで実施される全国統一高校生テストに申し込んでください。勝負は6月です。

 

7月の進研模試では旧帝などの難関国立を目指すなら180点以上、東京一工を目指すなら200点以上のスコアを目指して頑張ってください。地方国立なら150点を目指してください。

 

過去問は塾に通っていれば、その塾にはあるでしょうから、もらって解いてください。

 

学校で対策の課外授業をやってくれたりもすると思いますので、そういうものを利用するのも良いですね。

 

東進さんの模試では高2の6月で数学は全範囲となります。

 

ここら辺の高校の進度に任せていると範囲が終わりません。だから自分で終わらせるんです。

 

人任せにしない事。自分で終わらせる事です。

 

上を見てください。都心を見てください。

 

将来戦う相手を想定してください。

 

自分でどんどん先取りし、東進さんの模試の範囲に追いつくペースで学習を進めてくださいね。一斉型の授業では対応できませんので、東進さんの映像授業を利用するか、どこかの個別指導塾などで先取りをすすめると良いです。

 

また、高校では一律で青チャートを配られたりもあるかと思いますが、自身の志望校に合わせて、自分の目標とする点数に合わせてマスターすべき参考書は変えてくださいね。

 

数学の比重が小さいのに、分厚い網羅系参考書を投入して、時間を費やし、勉強時間の70%が数学なのに、入試での数学の比率が20%未満になるとしたら、それは戦略ミスです。

 

宿題が出てるから頑張る、苦手だから頑張る、得意だからやらなくてよいのではなく、冷静に、クールに、入試での比重をベースに判断し入試を戦ってください。

 

国語が苦手だから、塾で国語をやろう!!!じゃないんですよ。

 

数学が苦手だから、塾で数学をやろう!!!じゃないんですよ。

 

比重を見て、考えて勉強してください。

 

今、私のいる教室では3者面談を実施していますが

 

高校2年生の子たちに、「国語は手を抜き気味で大丈夫です」と伝えると、「え??共通テストで使うんですけど」というリアクションがまだまだ返ってきます。塾に来てくれていれば、面談や授業で気付き次第、方向転換させてあげられるのでOKです。

 

ただ、全員が塾に通っているわけではないですし、せっかく通っても【国立=全科目バランスよく】みたいな先生に指導されると逆効果です。(多いんですよ、特に私文卒)

 

過去のブログを貼り付けておきますので、比重についてまだ勉強が不十分な方、あまり自信のない方は見ておいてください。

 

 

ただ、みなさんが情報を入手する経路にはいろいろありますよね、
 

こうやってブログを見て情報を得るケースもあれば、学校の先生に言われるケースもあるでしょう。

 

受験を終えたお兄ちゃん、受験に詳しいご家族からのアドバイスもあるでしょう。

 

実際はそれらのアドバイスが玉石混交になっているわけで、

 

塾の先生の中にも上であげたように「国公立大学にはバランスの良い学習が大切」ガーン先入観から思い込んでいる先生が少なからずいますし、進路指導の面談までやっちゃってます。(みんながそんな先生ではありませんよ)

 

※仕方がないんですよ、営業マンとしてのスキルが高いと面談要員になるんですから。受験には疎くても口は達者です。

 

自分の担当教科しか詳しくない先生だっているわけです。塾にも学校にも。

 

受験を終えたお兄ちゃんがたとえば日本史を使っていたりすると、弟にも日本史をすすめたり

 

かなり主観的な、それでいて偏ったアドバイスがなされます。

 

実際に、どこの情報が一番リアルなのか判断するのは至難の業ではありますが、力のある先生、ガチな情報源を皆さんが見つけられるよう応援しています。

 

というわけで(どういうわけだ?)

 

特色選抜を終えた中学3年生の皆さん

 

今すぐ4月初旬の英検に申し込んじゃってください。

 

攻めるんです。

 

英検準2級持っているから、英語は得意???

 

いやいや、教室の中学3年生40%が英検準2級持ってますよ。

 

英検準2級を持って、英語が得意だと信じているみんな

 

分詞構文についてもちろん説明できますよね?高校の基礎が理解できているなら。

 

仮定法現在って何ですか?高校の基礎ですから理解できてますよね?

 

どうでしょう?

 

英検準2級保持を都合よく解釈してはいけませんよ。

 

今の英検準2級は作文の採点が甘すぎます。だれでも75%をくれて、それにより受験生は下駄をはくことが出来るんです。

 

そのせいでRもLも5割しか出来てなくても合格できるようになっているんです。

 

気付いていますよね、その事実に。

 

(中学で英検準2級、一般的にはとても頑張ってますよ!でもこのブログを見ている方の目標はそこじゃないですよね!)

 

英検2級取得から準1級取得まで、およそ2年かかります。

 

逆算して勉強をしてくださいね。

 

私の教え子で高1で英検準1級に合格している子たちは

 

高1でこれらの長文問題集を解いていました。

 

 

中学3年生でこれらの問題集を解いていました。

 

 

中2で英検2級に合格した生徒さんが、早めに準1まで取りたいという事で、英語だけ通塾してくれたりするその一方で

 

中3で英検準2級を取って、高校英語の基礎までは理解出来ている、場合によっては得意だと錯覚してしまい、苦手な数学に時間を食われ、英語学習が遅れる生徒さんがあとを絶ちません。

 

 

苦手だというその数学、国立に進学しなければ文系の子は基本的に使いませんよ。

 

中学1年生で保健体育の教科書暗記に全力を注ぐのと同じですからね。それにお金を払ってやってるんです。

 

その数学、大学入試での比重が何%になるか分かってますか???

 

国立に行ける子は、限られてますからね。

 

今、高校3年生が受験シーズン真っ只中ですが、今、文系で数学を必死に解いている受験生がどれだけいるでしょうね?

 

ほとんどが社会をギリギリまで詰めてるんじゃないんですか?

 

どうして、その社会を高校1年からやれなかったんでしょうね?スタサプだってあるのに。

 

誰が国立国立ってけしかけて、全科目やらせようとしているんでしょうね?

 

誰のために国立国立って煽ってるんでしょう?

 

その結果が文系なのに高校1年の時に数学全振りして、結局入試で使わないという悲劇が毎年毎年繰り返されるんじゃないですか。

 

そういう指導者が多いんですよ。「いいか!まずは英数だ!!!」←(少しは頭使え!!)

 

煽られるがままに、言われるがままに勉強をしちゃだめですよ。自分に必要な科目をしっかり見据えてくださいね。

 

時間がかかる数学、使う子がしっかりやるべきなんです。当たり前のことを言ってますよ。

 

それを指導されない事に恐怖すら覚えます。

 

(最初から指定校推薦狙いなら全科目定期テスト頑張ってください)

 

そして、すぐにスタートを切ってください。

 

高3から頑張ろう=勝負がついてから頑張ろう ですから。

 

個人的には小学2年生で英検準1級に合格した生徒さんを担当させてもらったことがあります。

 

つい昨年度も小6での英検準1級に合格した生徒さんを担当させてもらっていました。

 

そういう子たちは謙虚なんですよ。

 

良く出来てるのに、もっと頑張るんです。

 

のんびりしている余裕はないですよ。

 

せっかく高校入試に向けて頑張ったんですよね。

 

その頑張ってきた自身の努力を無駄にしないでください。

 

小さな頃から積み重ねてきた教育投資を最後の3年間でパーにしないでくださいね。

 

偏差値60,65でドヤらないでください。

 

上を見て、謙虚に、貪欲に頑張ってください。

 

 
とある高校の共通テストチャレンジの結果です。参考までに貼っておきます。(高2の3学期に実施)
 
高校2年生のものですが、平均点が223点です。600点満点ですよ。
 
得点率にすると37%です。
 
これを900点満点に換算すれば、333点
 
この子たちのきっと半数が国立に行きたいと思っているのではないでしょうか?
 
でも、もう無理です。
 
国立が無理なだけですからね、科目を絞って2科目、3科目入試にすれば日東駒専には届くかもしれません)
 
こうやって勝負が付いてしまうんです。
 
高2の3学期にこの平均点のようなスコアを取ったら、国立はもう無理なんです。
 
これくらいのスコアを片手に塾に飛び込んで、「どうにか一年で国立に合格させて欲しい。」
 
「うちは国立しか無理なので!!!」
 

というやりとりが全国で繰り広げられるのだと思いますが

 

もう一度、言います。

 

無理です。

 

これだけ現実を伝えても、勉強だけがすべてじゃないと部活に遊びに勉強とをバランスよくやろうとしたのは君だよね。

 

なんで分かっていながらウェェェェェイって2年間を過ごし、間に合わなくなってから、急に真剣な顔して「うちは国立しかダメなんです」

 

君の事情なんて知ったこっちゃないからね、大学は。なんでそんな前提が、最後の一年で急に出てくんねん。

 

大学の先生は、君のスコアを見て、ウェェェェェイ系受験生だなって判断するだけです。

 

高1、高2と部活という大義名分のもと自由を満喫して、青春を謳歌したじゃないですか。

 

その代償です。

 

自分で好きな事をやってきた責任ですよ。それをなかったことには出来ません。

 

友達が出来たんだからいいじゃない。

 

思い出ができたからいいじゃない。

 

君はそれが欲しかったんでしょ。それでいいじゃない。学歴より、そっちを選んだのは君だから。

 

それが嫌なら

 

そうならないように高1から、出来れば中学から大学受験をするべきだったんです。

 

1年で大学受験はやるものではありません。

 

特色選抜を受ける子たち、それは理解しておいてくださいね。

 

上で挙げた平均点ですが

 

どこの高校の平均点なのかは、書かないでおきますね。

 

君が進学する高校のレベルが、この高校と同じくらいだとしたら、どうします?

 

いつから勉強始めますか?

 

間に合わなくなってから、真面目な顔して「うちは国立じゃないとダメなんです!」とか言って、全国の塾の先生を困らせないでくださいね。

 

私が真面目な顔をして打倒井上尚弥を掲げて、ボクシングジムの門を叩くのと同じことをやってますよ。

 

☆☆☆

 

このブログの趣旨は

 

特色選抜で気持ちを切らさずに、すぐに次の目標を目指せという事です。

 

漠然と頑張る高校入試と、得点比率を考えて勉強しなければいけない大学入試は違うという事

 

スタート地点で、どこに力を入れるべきかの判断を誤ってしまうと、使わない科目に投資、課金をしてしまうという事

 

のんびりして高2の3学期の共通テストを迎えてしまったら、そこで試合終了だという事です。

 

厳しいことを伝えたような気もしますけど

 

ここのブログでは、読者の皆さんに正しい方向へ進んで欲しいと思って文章を書いているつもりです。

 

3年後の大学入試で笑顔で終えられるように応援していますね。

 

最後に君たちと同じ中学3年生の子たちが解く公立高校の英語の問題を添付しておきます。

 

開成や灘ではないです。大阪府の公立高校の英語の問題です。

 

君たちはこの問題を中学の頃から解いている子たちと3年後に同じ土俵で戦います。

 

山辺中、協和中、毛野中の中を見るんじゃないよ。3年後に戦う子たちを想像するんだよ。

 

自分が、塾生をそういう子たちと戦えるように育てていきます。

 

 

🔥🔥🔥