足利市でパーソナルジムをしてる小泉です。

この記事の結論は、背骨のS字を保とう。

人は自分が出したエネルギーが、自分に返ってきます。

普通に歩いてるだけでも、体重の2~3倍の衝撃が返ってくる。

背骨のS字が保てると、衝撃を吸収してくれます。

しかし、猫背や反り腰などで背骨のS字を保てないと、筋肉や靭帯や関節で受け止めてしまう。

腰が痛い、膝が痛い、首が痛い。

痛いところを部分的にみるのは、治療の専門分野です。

部位ごとの専門家もいるくらいですしね。

治療院に通っても治らない場合、原因が他のところにあるのかもしれない。

パーソナルトレーニングでは、部位だけでなく全体を包括的にみていきます。

木も見て森も見る。

この記事では関節のトレーニングについて、ジムで取り組んでることを紹介します。

関節トレーニングは背骨から






背骨は24個あります。

全てが連動して、丸める&伸ばすをできるか?

私の場合、丸める方は得意ですが、伸ばす方が苦手。

個々に苦手な動きがあります。

動きの悪い部位はどこか?

私で言うと、伸ばすときに背骨の真ん中の動きが少ないです。

細かく見ると問題は出てくるのですが、まずはしっかりと背骨を曲げ伸ばしができるかが大事なのです。

よくある症例






背骨の上は丸みがありますが、腰回りはほとんど平らです。

この方は、体中が痛いと言っていました。

部位ごとに見る前に、まず全体としてなんとかしましょう。

と言うことで、背骨を動かすトレーニングから開始しました。

あちこち痛いVS局所的に痛い




全身が痛いとか疲労感があるなら、まず包括的にみていきます。

もし腰や膝のように部位ごとにいたいなら、局所的にも見ていく。

木も見て森も見るとは、このようなやり方を言います。

関節は鍛えればいいわけではない




膝が痛いから、膝周りの筋肉を鍛える。

腰が痛いから、腹筋背筋を鍛える。

そう考えてトレーニングを始める方が少なくありません。

痛みに耐えるのはトレーニングではない




以前通ってたジムで、私の隣で重い重さをめちゃくちゃなフォームで筋トレをしてる人がいました。

「痛くても我慢して、鍛えるしかないんだ。」

みたいなことを言ってましたが、痛いならトレーニングをするべきではありません。

痛い動きや部位に負荷をかけ続けても、治るどころか悪化するだけ。

まずは、なぜ痛みがあるのかをみていきます。

関節の痛みの原因はどこから?





  • 筋肉が弱いのか?

  • 身体が硬いのか?

  • それ以外の原因か?



痛みだけを訴えられても、それだけでは判断のしようがありません。

症例1:腰痛の対処事例




「医者に行ったら、腸腰筋を鍛えるように言われました。」

と言う方が来ました。

「どういう理由で、腸腰筋を鍛えるのか?」

と聞いても、

「医者に言われたから、とにかく腸腰筋を鍛えたい」

の1点張り。

「今の状態では、トレーニングができる状態ではない」

と説明しても聞かないので、負荷の軽いメニューを行いました。

あたりまえですが、それすらこなすことができず、痛みに耐えられなくなって、ようやく私の話を聞き入れてもらいました。

症例2:膝痛の対処事例




「膝の軟骨がすり減ってるのに、どうやってここまで歩いてきたの?」

通ってるお医者さんが、びっくりしたそうです。

「私のところで(ジム)、トレーニングをしてる」

と言うと、

「そのトレーナーさんの言うことをよく聞いて、運動を続けてください。」

と言われたそうです。

この方は、膝関節が安定していませんでした。

そのため膝周りのトレーニングと、膝への負担を減らすトレーニングを行っています。

膝はかわいそうな関節と言われてて、他の部位の影響を受けやすいのです。

足首に原因があったので、膝への負担を減らすことができています。

関節は可動性も安定性も必要




身体が硬いから。

筋肉が弱いから。

原因はもっと複雑に絡んでいます。

先ほどの症例では、


  • 筋肉”だけ”を鍛えて効果がなかった場合

  • 筋肉”以外”も鍛えて効果があった場合



相反する2つの事例を紹介しました。

原因に合った解決法を




何が原因か?

アプローチをして何か変化があるか?


  • 良くなる

  • 悪くなる

  • 何も変わらない



良くなるのであれば、主原因にアプローチができてる。

続けることで、痛みは良くなっていきます。

それ以外の2つは、おそらく見立てが間違っています。

再度チェックして、別のアプローチをする。

私の整体ストレッチでは、全身を包括的にみていきます。