一時期、流行ったロングブレスダイエット。

やったことはなくても、1度は耳にしたことがあるかもしれませんね。

いわゆる、ドローインと言う体幹トレーニングの1つです。

腰痛改善に効果のある方法でもあります。

ただ呼吸法としてみると、意外にデメリットだらけと言えます。

理由は、単純に呼吸パターンが乱れるから。

もっというと、正しくない呼吸法が身についてしまうから。

ロングブレスと言うのは造語だと思いますが、専門的に言うと「努力性の呼吸」と言われています。

トレーナー向けの呼吸のセミナーだと、どこのセミナーに行っても「正しくない呼吸」として紹介されています。

努力性呼吸とは何か?

ここで1つ問題です。

呼吸を運動として考えた場合、瞬発系・持久力どちらでしょうか?

考えるまでもありませんね。

持久力です。

呼吸は1日に2万回してると言われています。

毎日2万回フルパワーを出していたら、身体を壊します。

次の問題です。

呼吸は、インナーマッスルとアウターマッスルどちらの筋肉を使うでしょうか?

一般的に、インナーマッスルには持久力が。

アウターマッスルは、瞬発系に優れています。

努力性の呼吸は、アウターマッスルを使いすぎる傾向にあります。

そこで小泉ジムでは、風船を使った呼吸法を指導しています。

あなたは風船を膨らませますか?

正しく呼吸できないと、風船はふくらまない。

このエクササイズをすると、自分の呼吸が正しいかどうかのチェックにもなるし、矯正にもなります。

おそらく、ロングブレスでは、風船は膨らみません。

本来の呼吸パターンではないからです。

風船をラクに膨らませると呼吸が改善して、疲れにくくなります。

ストレスにも強くなり一石二鳥ですよ!



と言うことで呼吸法について、少しは理解が深まったのではないでしょうか?

最後に、大きな疑問があります。

そう、ロングブレスでダイエットできるのか?

結論を言うと、ダイエットは失敗すると思います。

理由は、ボディラインが崩れるから。

ロングブレスダイエットをされた方の、ビフォーアフターの画像をネットで拾ったものです。

肋骨が開く「リブフレア」と言う姿勢になっています。

アウターマッスルである腹直筋に頼った呼吸法のため、腹斜筋とのバランスが崩れて肋骨が浮き上がってしまっています。

もしくは無理にお腹を凹ませてるだけかもしれませんが。

食事は1日2日食べなくても死ぬことはありませんが、カーラーの救命曲線によると呼吸は10分止まっただけで助かる確率が50%になると言われています。

赤十字の心肺蘇生の講習でも、心肺停止しても4分以内であれば蘇生が可能であるとしています。

それくらい、呼吸は人間にとって大事なのです。

だから正しくできた方がいいですよね。

ロングブレスダイエットってどうなの?

という方向けの、判断の1つになればと思います。

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足利市パーソナルトレーニングジム小泉智明(こいずみともあき)

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