立つ・座る・歩く・・・。
日常動作で、すねが痛くなることはありませんか?
今日はそんなシンスプリントの原因と、解消するストレッチをご紹介します。
シンスプリントはわかりやすく言えば、すねの筋肉(前脛骨筋)とふくらはぎの筋肉のバランスが崩れていること。
前脛骨筋が硬い理由として、親指が硬いことがあげられます。
関節には2つの役割があります。
・可動性
・安定性
足の指で言うと、親指が可動性。
それ以外の4本は安定性。
前脛骨筋の停止部(付着部)が親指にあります。
親指が硬いと、すねが硬くなりやすい。
そんな理由からシンスプリントのケアに、足の親指をストレッチすることでこの症状に対処しました。
すねの痛みと足関節の3つのゆがみ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/22/ashikaga-personal-gym/61/20/j/o0253030014988269918.jpg?caw=800)
大多数の人に、足根骨のゆがみがあります。
主に3つ。
・距骨
・舟状骨
・立方骨
筋肉や動作にマイナスに連鎖します。
体軸も崩れるので、正常な状態ではありません。
問題は、ゆがみに気づけないこと。
直接痛みにつながるわけではないので、微細損傷として少ずつ体に負担となります。
すねの痛みにつながる距骨のゆがみ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/22/ashikaga-personal-gym/eb/5e/p/o0400024614988270164.png?caw=800)
足の関節に、「距骨」という重心を支える骨があります。
足の中でも大事な役割です。
この骨がズレやすい。
ほんの数ミリズレただけで、重心が変わってしまうのです。
足のアーチの低下につながる舟状骨のゆがみ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/22/ashikaga-personal-gym/ad/10/p/o0400024614988270405.png?caw=800)
舟状骨は足のアーチを支える役割があります。
ゆがむと下方に下がる。
内転筋の抑制弱化やO脚の原因になります。
扁平足気味な人は要注意です。
すねの外側の痛みの原因になる立方骨のゆがみ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/22/ashikaga-personal-gym/56/ea/p/o0400024614988270615.png?caw=800)
太ももの外側にある大腿筋膜張筋と連動します。
すねの痛みで言うと、外側に痛みが出やすい。
「ねんざ」や「ひねり癖」がある人も要注意ポイントです。
すねの痛み改善に足の機能を高める
現代人は、足の機能が衰えてるとされています。
それがすねの痛みの原因に。
足は体を支える土台。
衝撃をうまく吸収できないと、痛みの原因につながります。
そこで、足の機能を高める方法を、3つご紹介します。
・可動性
・安定性
・バランス
可動性を高める
ここでは、「足の親指の可動性」をみていきます。
人間が二足歩行できるようになった背景には、足の親指が発達したからだとされています。
親指はカラダを推進させる役割があるからです。
あなたの親指は、しっかりと機能していますか?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/22/ashikaga-personal-gym/3e/dc/j/o0387037014988270789.jpg?caw=800)
親指でしっかり踏めるか?がポイントになります。
安定性を高める
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/23/ashikaga-personal-gym/9c/5c/j/o0500075114988270998.jpg?caw=800)
足首が安定しているか?
ほとんどの人が、片足・両足が不安定です。
その不安定を、すねで代償して酷使してしまう。
これも不安定なボールを、しっかりと踏めるかがポイントになります。
バランスを高める
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/23/ashikaga-personal-gym/94/a4/j/o0400022514988271189.jpg?caw=800)
片足でバランスを取れるか?
人の動作とは、片足立ちの連続です。
動作のたびに、バランスが崩れていては話になりません。
バランスは取れているが、すねを酷使してしまうのもNG。
カラダに過度に負担をかける動作は、長い目で見ればけがにつながりますから。
・片足立ちができるか?
・負担の少ない動作ができているか?
この2つがポイントになります。
すねの痛み改善に筋バランスを整える
前頸骨筋(すね)と下腿三頭筋(ふくらはぎ)。
下腿の前後で筋バランスは取れているか?
すねの痛みだと、「すねが弱く」「ふくらはぎが硬い」というケースが多いです。
これは、ストレッチとトレーニングでバランスをとっていきます。
シンスプリントのストレッチ
可動域に制限があると、脳に正確な情報が伝わらない。
だから、脳からの命令も不正確なものになります。
その「不正確な」命令を、正しいと思ってしまうために問題に気づかないことが多い。
まずは、テニスボールや器具を使って、足首周りをリリースします。
詳しいストレッチはこちらに。
ポイントは2つ。
1:つま先を正面に
2:かかとを床から離さない
すねの痛み解消のストレッチ
足根骨を正常に戻すストレッチを2つご紹介。
・足関節のストレッチ
・ふくらはぎのストレッチ
運動動作を構成するのは、
・筋肉41%
・関節47%
筋肉だけをストレッチしても、可動範囲は変わりません。
動作は可動性の総和ではない
わかりやすく言うと、可動性があっても動作に反映されるとは限らない。
いくらストレッチを頑張っても、動かし方がわからなければ、同じことを繰り返すことになる。
痛みがなくなった時点で、治療やリハビリを辞めてしまうことがほとんど。
辞めてしまうことよりも、治療する側が終わりにしてしまうケースもあるようです。
でも、痛みがなくなる=動作が改善する・・・ではないのです。
シンスプリントは予防が大事
そんなカンタンに、人のカラダはリセットされません。
先ほど紹介した足首の状態から、ある程度痛みが出る可能性はわかります。
痛みが出るリスクがあるなら、まずは予防すること。
痛みはある程度予測が立ちます。
現時点で症状がなくても、いずれ痛みが出る可能性がある。
なのでトレーニング前に、しっかりとケアをしましょう。
シンスプリントのケアは痛みの原因への対処
痛みが起こる根本の原因を放っておくと、再受傷率を高める原因となります。
同じところを何回もケガをする、それをかばって他のところが痛くなる。
シンスプリントが改善して、痛みがなくなったから終わり・・・
ではなく、また痛みが出ないように可動性と安定性を高め、動作を改善していくことが重要なのです。
そして、2度と不良動作に戻らないように、運動を継続していくこと。
シューズとインソールもすねの痛みの原因に
高校の時に足に合わないスパイクを履いて、疲労骨折しかけたことがあります。
このように、「足に合わないシューズ」もすねの痛みの原因になります。
良い靴かどうかではなく、足に合うかどうか。
じゃ、インソールを入れれば良いのでは?
と思った時期が私もありました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/23/ashikaga-personal-gym/a0/57/j/o0400040014988271776.jpg?caw=800)
さんざん使ってはみましたが、インソールに頼りすぎるものどうかと思います。
インソールを入れても、足の機能が高まるわけではありません。
自分もインソールを絶対的なものと思ってましたが、必ずしもマッチするわけでなかった。
状態のよくない足を基準につくるので、使っていくうちに消耗していきます。
もし試合の時期まで余裕があるなら、足の機能を高めましょう。
結果としてインソールを使うとしてもです。
カラダは使わなければ、どんどん衰えていくからです。
アイシングでケアをする
最後に、シンスプリントのケアについて。
対処療法に過ぎないとはいえ、アイシングの効果は侮れません。
即効性があるわけではありませんが、炎症を押さえたり熱をとるなど痛みを和らげる効果はあります。
湿布を貼るのも悪くはありませんが、その前にしっかりと冷やしましょう。
日常動作で、すねが痛くなることはありませんか?
今日はそんなシンスプリントの原因と、解消するストレッチをご紹介します。
シンスプリントはわかりやすく言えば、すねの筋肉(前脛骨筋)とふくらはぎの筋肉のバランスが崩れていること。
前脛骨筋が硬い理由として、親指が硬いことがあげられます。
関節には2つの役割があります。
・可動性
・安定性
足の指で言うと、親指が可動性。
それ以外の4本は安定性。
前脛骨筋の停止部(付着部)が親指にあります。
親指が硬いと、すねが硬くなりやすい。
そんな理由からシンスプリントのケアに、足の親指をストレッチすることでこの症状に対処しました。
すねの痛みと足関節の3つのゆがみ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/22/ashikaga-personal-gym/61/20/j/o0253030014988269918.jpg?caw=800)
大多数の人に、足根骨のゆがみがあります。
主に3つ。
・距骨
・舟状骨
・立方骨
筋肉や動作にマイナスに連鎖します。
体軸も崩れるので、正常な状態ではありません。
問題は、ゆがみに気づけないこと。
直接痛みにつながるわけではないので、微細損傷として少ずつ体に負担となります。
すねの痛みにつながる距骨のゆがみ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/22/ashikaga-personal-gym/eb/5e/p/o0400024614988270164.png?caw=800)
足の関節に、「距骨」という重心を支える骨があります。
足の中でも大事な役割です。
この骨がズレやすい。
ほんの数ミリズレただけで、重心が変わってしまうのです。
足のアーチの低下につながる舟状骨のゆがみ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/22/ashikaga-personal-gym/ad/10/p/o0400024614988270405.png?caw=800)
舟状骨は足のアーチを支える役割があります。
ゆがむと下方に下がる。
内転筋の抑制弱化やO脚の原因になります。
扁平足気味な人は要注意です。
すねの外側の痛みの原因になる立方骨のゆがみ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/22/ashikaga-personal-gym/56/ea/p/o0400024614988270615.png?caw=800)
太ももの外側にある大腿筋膜張筋と連動します。
すねの痛みで言うと、外側に痛みが出やすい。
「ねんざ」や「ひねり癖」がある人も要注意ポイントです。
すねの痛み改善に足の機能を高める
現代人は、足の機能が衰えてるとされています。
それがすねの痛みの原因に。
足は体を支える土台。
衝撃をうまく吸収できないと、痛みの原因につながります。
そこで、足の機能を高める方法を、3つご紹介します。
・可動性
・安定性
・バランス
可動性を高める
ここでは、「足の親指の可動性」をみていきます。
人間が二足歩行できるようになった背景には、足の親指が発達したからだとされています。
親指はカラダを推進させる役割があるからです。
あなたの親指は、しっかりと機能していますか?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/22/ashikaga-personal-gym/3e/dc/j/o0387037014988270789.jpg?caw=800)
親指でしっかり踏めるか?がポイントになります。
安定性を高める
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/23/ashikaga-personal-gym/9c/5c/j/o0500075114988270998.jpg?caw=800)
足首が安定しているか?
ほとんどの人が、片足・両足が不安定です。
その不安定を、すねで代償して酷使してしまう。
これも不安定なボールを、しっかりと踏めるかがポイントになります。
バランスを高める
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/23/ashikaga-personal-gym/94/a4/j/o0400022514988271189.jpg?caw=800)
片足でバランスを取れるか?
人の動作とは、片足立ちの連続です。
動作のたびに、バランスが崩れていては話になりません。
バランスは取れているが、すねを酷使してしまうのもNG。
カラダに過度に負担をかける動作は、長い目で見ればけがにつながりますから。
・片足立ちができるか?
・負担の少ない動作ができているか?
この2つがポイントになります。
すねの痛み改善に筋バランスを整える
前頸骨筋(すね)と下腿三頭筋(ふくらはぎ)。
下腿の前後で筋バランスは取れているか?
すねの痛みだと、「すねが弱く」「ふくらはぎが硬い」というケースが多いです。
これは、ストレッチとトレーニングでバランスをとっていきます。
シンスプリントのストレッチ
可動域に制限があると、脳に正確な情報が伝わらない。
だから、脳からの命令も不正確なものになります。
その「不正確な」命令を、正しいと思ってしまうために問題に気づかないことが多い。
まずは、テニスボールや器具を使って、足首周りをリリースします。
詳しいストレッチはこちらに。
ポイントは2つ。
1:つま先を正面に
2:かかとを床から離さない
すねの痛み解消のストレッチ
足根骨を正常に戻すストレッチを2つご紹介。
・足関節のストレッチ
・ふくらはぎのストレッチ
運動動作を構成するのは、
・筋肉41%
・関節47%
筋肉だけをストレッチしても、可動範囲は変わりません。
動作は可動性の総和ではない
わかりやすく言うと、可動性があっても動作に反映されるとは限らない。
いくらストレッチを頑張っても、動かし方がわからなければ、同じことを繰り返すことになる。
痛みがなくなった時点で、治療やリハビリを辞めてしまうことがほとんど。
辞めてしまうことよりも、治療する側が終わりにしてしまうケースもあるようです。
でも、痛みがなくなる=動作が改善する・・・ではないのです。
シンスプリントは予防が大事
そんなカンタンに、人のカラダはリセットされません。
先ほど紹介した足首の状態から、ある程度痛みが出る可能性はわかります。
痛みが出るリスクがあるなら、まずは予防すること。
痛みはある程度予測が立ちます。
現時点で症状がなくても、いずれ痛みが出る可能性がある。
なのでトレーニング前に、しっかりとケアをしましょう。
シンスプリントのケアは痛みの原因への対処
痛みが起こる根本の原因を放っておくと、再受傷率を高める原因となります。
同じところを何回もケガをする、それをかばって他のところが痛くなる。
シンスプリントが改善して、痛みがなくなったから終わり・・・
ではなく、また痛みが出ないように可動性と安定性を高め、動作を改善していくことが重要なのです。
そして、2度と不良動作に戻らないように、運動を継続していくこと。
シューズとインソールもすねの痛みの原因に
高校の時に足に合わないスパイクを履いて、疲労骨折しかけたことがあります。
このように、「足に合わないシューズ」もすねの痛みの原因になります。
良い靴かどうかではなく、足に合うかどうか。
じゃ、インソールを入れれば良いのでは?
と思った時期が私もありました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210817/23/ashikaga-personal-gym/a0/57/j/o0400040014988271776.jpg?caw=800)
さんざん使ってはみましたが、インソールに頼りすぎるものどうかと思います。
インソールを入れても、足の機能が高まるわけではありません。
自分もインソールを絶対的なものと思ってましたが、必ずしもマッチするわけでなかった。
状態のよくない足を基準につくるので、使っていくうちに消耗していきます。
もし試合の時期まで余裕があるなら、足の機能を高めましょう。
結果としてインソールを使うとしてもです。
カラダは使わなければ、どんどん衰えていくからです。
アイシングでケアをする
最後に、シンスプリントのケアについて。
対処療法に過ぎないとはいえ、アイシングの効果は侮れません。
即効性があるわけではありませんが、炎症を押さえたり熱をとるなど痛みを和らげる効果はあります。
湿布を貼るのも悪くはありませんが、その前にしっかりと冷やしましょう。