昨日の夜、晩ごはんを食べながら男子のバレーボールの試合を見てました。
最初の2ゲームを落としたのでそのまま負けるのかなと思っていたら、そこから3ゲーム連取しての大逆転でした。
その流れで女子の試合も見ました。
こちらも最終ゲームにも連れ込んで、一時期大量リードを奪っていたのにそこから追いつかれてしまいました。
こういう流れの時は大体ズルズル負けてしまいます。
ところが勝負どころで踏ん張って、こちらも難敵に勝つことができました。
これは巴里五輪が楽しみです。
そのバレーボールの試合を見ていて「グリーンカード」なるものがある事を知りました。
これは自分の非を認めて、それを正直に審判に申告する制度です。
例えば、相手が打ったスパイクがほんの少し指先に触れてコート外に出たとします。
審判はその触れたことが分からず自分側の得点としました。
それに対して相手がチャレンジを申し立てました。
本来ならそこで審判がビデオを確認し判定を下します。
ところがチャレンジを申し立てた段階で「はい、自分の指に触りました」と審判に告げるのです。
そうすると審判がその選手に向けて「はい、君は正直に申告したね、偉いよね」とグリーンカードを提示するのです。
これって素晴らしい制度だと思いませんか。
チャレンジに要する時間がなくなりますし、またチームの雰囲気も悪くなりません。
そして今開催されているネーションズリーグでは、一番たくさんグリーンカードを受けたチームに賞金3万ドルが与えられるそうです。
ボールが指に触ったか触っていないかは、その本人が一番わかっているはずです。
だから、そこで正直に申告するのは、自分も気持ちがいいのではないでしょうか。
スポーツによっては本当はぶつかってもいないのに痛がる素振りをしてファウルを誘ったり時間稼ぎをする選手がいる競技もあります。
そんな競技にもこの制度が広まればいいのにと、昨夜バレーボールを見ていた人の多くがそう思ったに違いありません。