今日の午後は、すずらん幼稚園さんに出向いて心肺蘇生法講習を行なってきました。
まずは成人に対しての処置を学んでもらいます。
幼稚園のスタッフさんでも成人の心肺蘇生法が基本になるので、これは必須のカリキュラムです。
次は小児への対処法です。
成人との大きな違いは人工呼吸が必要になる点です。
ただコロナ以降感染防御の観点から、口対口の人工呼吸の練習は行っていません。
その点少し消化不良になりますけれど、それを感じさせない熱量の実地練習に取り組んでおられました。
最後は窒素の解除についてです。
子どもが心停止に陥るケースはとても稀ですが、窒息は実際に起こり得る事象です。
スタッフの皆さんは小児のマネキンを使って、しっかりと練習しておられました。
すずらん幼稚園さんは各学年1クラスだけのこぢんまりとした幼稚園です。
しかしその分家庭的な温かさを感じる園だと思います。
そしてこのような講習を開催される事からも、真剣に子どもに向き合っておられる事がよくわかります。
だからこそ今年で創立94年を迎える事ができたのでしょう。
こんな素晴らしい園の園医である事に誇りを持って、また令和6年度も活動していきたいと思っています。