実は、沢山悩んだ末、先日新たな同居人を迎えることになりました。
空になって片付けられないまま、毎日ふいに見てしまうケージ。
思い出すのは、朝、外を見つめるダンボさん。
その瞬間が悲しすぎて、段々とケージをわざと見ないようにしようとして。
そうやって、ダンボさんのことを無理に考えないようにしようとする自分が嫌になったんです。
少し荒療治になるかもしれないけど、このケージを見るポジティブな理由が出来れば、ダンボさんのこともまたゆっくり思い出すことが出来るかもしれないと、そう思いました。
それに、勝手な考え方かもしれませんが、「もうラットなんて…」と思うより、「ダンボさんがラットとの生活の楽しさを教えてくれたからまた…」って思った方が、ダンボさんも嬉しいんじゃないかなと、そう思います。
新たな同居人は、9ヶ月のアグーチの男の子です。
ダンボさんをお迎えしたのは生後3ヶ月の時だったのですが、9ヶ月、デカイ…!
しかも毛がある分だけ余計デカイ。
でかすぎて、最初ラットさんって気づきませんでした。笑
子熊みたいなので、名前は『カブ』さん。
(BearCub=子熊)
カブさんをお迎えすることに決めた理由は、"良いヤツ"だったから。
お店には4匹の同い年くらいのオスラットさんがいたのですが、みんな自由に離れて寝ている中、カブさんはなぜか1匹だけ、自分のケージで寝ている子の毛繕いをせっせとやってたんです。
相手の子はまったく意に介さず爆睡しているのに、一生懸命毛繕いするカブさん。
健気。笑
良いヤツ。笑
見ていた私に気づくと、近くまでやってきて、私のこともしばらく構ってくれました。
その後再びさっきの場所に戻ると、うとうとしながら毛繕い。
ちらほら起き出した子もいましたが、構ってくれるのは、やっぱりカブさんでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170915/20/asheen/3a/05/j/o0960053314028001102.jpg?caw=800)
最初は少し複雑な気持ちで見ていたラットケージでしたが、そうやってせっせと他人の世話を焼くカブさんを見てると、気のいいおじちゃんみたいな姿が、なんだかとっても笑えてきて。
あぁ、この子と一緒なら、きっとまたあのケージを見て笑えるだろうな。
ダンボさんとの楽しかったことも沢山思い出せるだろうなと、そう思い、一緒に帰ることにしました。
ケージを一瞬離れた時の「もう帰ると?気をつけて!」と1匹立ち上がった姿もまた健気。
今から一緒に帰るんだよっ!!笑
家に帰ると早速お水をあげたのですが、今まで水皿でお水を飲んでいて給水器を使ったことがなかったのか、外のボトルを見て、「あれどうやって飲むの?」と手を伸ばすカブさん。
給水器の先を押して何度か水を出してあげると、使い方を理解したようで、自分で飲めるようになりました。
流石ラットさん、賢いやん。
少しケージを探索した後はお昼寝。
ビローンと伸びて寝るラットさんの姿を見るのは初めてで、「ダンボさんはいつも両手を揃えたり綺麗に丸まったりしてお上品に寝てたなぁ。」と、思い出しながらクスクス。
初めての場所でリラックスしすぎだから。笑
大股を開いて、お腹を大胆に見せて毛繕いをする姿も、ダンボさんの時にはなかった光景。
だから油断しすぎ。笑
寝るときも毛繕いをするときも、上品に小さく丸まっていたダンボさんは、上品なだけでなく、やっぱりとても警戒心の強い子だったんだろうなぁと、改めて思います。
今のところ確認以外で指を噛まないのもダンボさんとは違う所。
なんなら2日目にして、お掃除中に指をなめられて焦りました。笑
いろんな子がいますね。
ダンボさんは軽々と飛び乗っていた高台ですが、カブさんはどちらかといえば鈍い方らしく、重たいおしりをぐぐっと持ち上げながら懸命に上ります。
その姿がまた、笑いを誘う。笑
コミカルなカブさんは、とにかく日々、笑いを提供してくれます。
そしてやっぱりダンボさんのことも、楽しい思い出と一緒に思い出させてくれます。
9ヶ月。
平均寿命2年のラットさんなので、もしかしたら一緒にいられる時間はあまり長くないのかもしれませんが、カブさんとも楽しい思い出を沢山作れたらと思いますので、これからどうぞ、よろしくお願い致します。