昨日の夜、夢をみた。
夢を観ている間はとても幸せで、起きたら夢だとわかってとても悲しかった。だからただ悲しい夢だった。
悲しいとわかってるけれど記録せずにはいられない事があって、そういう事ほど大切だと思う。
昨日の夢は、ずっと会いたいと思っている人にばったり出会う夢でした。彼はとても大切な人で、ある日いなくなってしまった。一緒にすごしたのは本当に少しの間で、いなくなるまでこんなに心が求めている人だとは思わなかった。
会った時私は18歳、彼は38歳。すぐに私は19歳になって、彼は39歳になる直前にいなくなってしまった。正直とっつき易い人ではなくて、どちらかというとクセがある。とても端正な顔立ちで深みのあるいい声で、頑固で気性の荒いケルト人そのものの性格。物静かな印象なのに打ち解けてみると案外お喋りで、でも淡々と話すからちっともうるさい人だとは思わない。むしろ私はカワイイと思った。
そして末っ子らしい悪戯っぽさがあったり、人をからかうのが好きだったり、寂しがりやだったりしてとても愛らしい。だけどものすごく几帳面で、たとえば授業用のプログラムを作るにしてもものすごく綿密(彼は先生だった)。単語カードもものさしですべてピッタリ同じ大きさに線を引いて、慎重にカッターで切って、更にまとめた後で大きさを揃えて10枚ずつ輪ゴムでとめて横に並べる(彼いわく"sushi")。そして10列になったら今度は下においた"sushi"二つの境目が中心に来るようにずらしてまた置いて…。という具合にものすごい丁寧さ。授業用の荷物を持ってくるときもいつも大荷物なのにキレイにまとめて一度ですませる。エジプト工芸のクラスだけは二往復していたけど。
更に好きなことにはとことんのめりこんで、そこが私との関係の突破口だった。
初めて会ったときはあまりに端正な顔立ちとキレイな体つき驚いてしまって私は貝になってしまった。まわりは帰国子女ばかりで自分の英語が妙に滑稽に聞える状況で、彼を会話することを拒んでしまってずっと話もしなかった。けれど一年生の始めての研修旅行の時帰りのバスで隣に座らないかと誘ってくれて、気の小さい私は断れずに一緒に座って帰った。
彼はBridget Jones' Diary(!)を読んでいて、面白いところにくると私にページを示してくれる。もう日本語で何度も読んでいた私は茶々を入れて、映画ではどうだったか無理に教えようとする。嫌がるってわかっていたから。私はフランスの子供の本をよんでいて(プチ・ニコラ)、面白いところにくると見せてあげたけれどそれもまた、彼には読めないとわかっていたから。二人でお互いに単純な言葉の悪戯をけしかけていて、気づかないうちに息がピッタリ合っていた。そうしているうちに眠ってしまって、私はサービスエリアまでずっと眠っていた。それから音楽や、これまでの人生や、いろんな事を話したりして…。そして次のサービスエリアではかっぱえびせんとチョコレートを買ってくれた(笑)。照れた私は英語がわからないフリをしてクラス全員に配ってしまい、彼はちょっとがっかりした。
お互いが少しわかって、彼はほかの相手に比べるとはるかに打ち解けた雰囲気になった。同じ電車だから時々一緒に帰って、二人が好きなエジプトや古代文明について論じ合ったりした。
二学期になると彼のクラスではなかったけれど、時々校舎で会うと嬉しかった。
三学期になると選択授業で、偶然私のとったクラスはほとんど彼のものだった!更にそのうち一つは人気がなくて、生徒は私を含めてたった二人。もうひとりの学生もいつの間にかいなくなってしまって三ヶ月間週に二回、二人で過ごした。
いろんな話をして、彼のお兄さんがなくなった事、エジプトがどうして好きなのか、自分の名前(Simon Joseph Mark Gallivan)が好きじゃなくて、本当はDannyと読んでほしいとか。そして二人の空間ができた。二人でビデオを観る時は自然に並んで座った。腕や脚が触れ合うくらい近くに座るのが彼は好きだった。それからデスクワークの時は私の向かい側に座った。はじめは隣に座っていたけど、私が課題をやっている間ずっとこっちを観ているのが嫌だったから、隣にかばんを置いたら今度は前に座るようになって、それからずっとそれが定位置だった。
私は彼が大好きで、彼も私が好きだった。だから突然いなくなった時は本当に悲しかった。
いなくなって初めてどれだけ彼が好きだったか、あのドライなユーモアをどんなに愛していたか、どんなに心が彼を求めているか、そしてどんなに会いたいかを痛感した。
いるわけないけど、私は今も彼を探しながら歩いている。
今日はちょっと体調が悪かったのでかねてから興味のあったロッタちゃんのDVDを鑑賞。
ロッタちゃんかわいいです。あれくらいの年の子はみんなそうだけど、モノローグ(…独り言)がかなり多い。自己流の生き方に感服です。
「いい子になった?」
「なるもんですか」
にやられました。本当にかわいい。彼女はワガママだし頑固だし言い出したら訊かないけど、なんだか愛くるしいところがあります。それなりに思いやりも持ち合わせているし…。一番いいところは一生懸命なところかな?小さいから何してもいいんだけどやっぱり怒ってるところと泣いてるところが一番カワイイ。
「バカ」と連発するところあたりはちびまるこちゃんのお母さんを連想させました…。そして彼女を恐ろしく甘やかす隣のおばあちゃんもステキだった。 ああいうおばあちゃんの愛に育まれて子供は思いやりを学ぶ訳ですね。両親も愛情たっぷりで三人ともすくすく育ってました。良い家族の映画とも言えると思います。
The Von Trapp ChildrenのCDを入手。彼らはSofie, Melanie, Amanda, Justinの4人兄弟で今はそれぞれ16歳・14歳・13歳・10歳だそうです。私が持ってるCDのVol. 1はその二年前だから末っ子のJustinなんかかなりカワイイ。この子達がお墨付きなのはその名の通り、Captain Von Trappの曾孫なのです。その辺私はなんだか歴史を感じてしまって圧倒されます…。けれど、間違えてはいけないのはこの子達の曾おばあちゃんがJulie Andrewsではないと言う事!(間違えない?)
第一印象としては: がっかり。ハッキリ言って…、この子達下手?
第二印象は : あ、この歌かわいい。
そして… : 結局けっこう好きになってしまいました。
最初はなんだか歌い慣れていない感じだし、曲もこの子達の持ち味にあっていないような中途半端な印象。しかもとにかく地味。あ、そこ、音を外すな上がりきれてない!みたいな感じで正直イマイチ。プロデューサーがよくないのでは?と思いも暴走し始めたところでVol. 2に移ってみるとコレがなかなか良かった。一曲目から私の好きなDown To The River to Prayだったし。アメリカ人やヨーロッパ人の耳に馴染む良く知られているアップ・テンポな曲が多くてそれも良い。やっぱり子供だからあまりゆったりした歌は難しいし粗いところも目立ってしまうのかも。
二枚目が気に入ったところで一枚目に戻ってみるとなんとな~く癖になってきた自分を感じる。そして結局丸一日彼らの歌を聴いていました。
結論 : 好きかも…。
この兄弟の持ち味はかわいいしスレていないというか、素直な歌いっぷり。曲線はなくまっすぐです!