日本イタリア料理教室協会 活動レポート -23ページ目

日本イタリア料理教室協会 活動レポート

日本イタリア料理教室協会では20州のイタリア料理とワインの講座をはじめイベントやセミナー、イタリア料理検定を開催しています。その活動をレポートします。

2024年11月19日イタリア大使館においてマルケ州のセミナーが開催されました。


「マルケ・エクスペリエンス」ルネッサンスとクオリティオブライフのイタリア


と題し、イタリアから多くのゲストが駆けつけました。



まずはGianluigi BENEDETT大使のご挨拶から



マルケ州の知事からのビデオメッセージ


続いてマルケ州からマリネッリ議員が登壇



イタリア政府からは大阪万博大使のMario vattali大使も大阪万博のビジョンについてスピーチされました。


マルケ州の魅力を各テーマごとに解説

  • 産業構造
  • 科学技術
  • 芸術・文化遺産
  • 観光

マルケ州と言えばアスコラーナ産オリーブやオリーブの肉詰めの揚げ物が日本でも知られています。


ワインではVerdicchio dei.castelli di jesiやVerdicchio matelica

コーネロ山を抱えるアンコーナからは力強い赤ワインConeroなど人気のラインナップがあります。


白トリュフや黒トリュフも採れる州であることはまだあまり知られていないかも知れません。


それに加えて州のうち30%以上、7万ヘクタールもの土地がオーガニック地域でありこれはEUにおいても最大規模です。


マルケ州のMacerataのFermo地域では革産業も有名で、TOD'Sなどの有名企業からフェッラーリの内装の皮革製品の生産を行っています。


マルケ州では従来の職人型の経営から伝統と革新を融合させた新しい企業が生まれつつあり、スタートアップ企業も約300社あります。


意外なところでは科学技術分野での発展です。

州内には大学が4つあり、大学、企業、地方自治体との共同プロジェクトを推進しています。

そして美しい劇場の写真とともに紹介された芸術・文化面での魅力の数々


ウルビーノ市(ルネサンスの発祥地)やアスコリ・ピチェーノ(イタリアのサロン)を含む100の芸術都市があり、344の博物館、62の歴史的な劇場を持っています


偉大なる人物として挙げられたのはこちら

かの有名なロッシーニはマルケ州の出身だったのですね。

  • ジャコモ・レオパルディ(詩人)
  • ラファエロ(画家)
  • ジョアキーノ・ロッシーニ(オペラ作
  • 曲家)
  • ガスバーレ・スポンティーニ(オペラ
  • 作曲家)
  • マッテオ・リッチ神父(宣教師)
  • フリードリヒ2世皇帝


観光では多彩な地形から様々な魅力が紹介されました。


マルケ州は、イタリアで唯一複数形で呼ばれる地域でありという下りは興味深く、Marca(単数)→Marche(複)

それは曲線を描くように続く穏やかな丘陵が山々に向かって広がり、海へと続く大きな谷に溶け込んでいく多彩な地形の集まりからのようです。


美しいアドリア海に続く美しいビーチ

山ではスキーも楽しめます


最後にTipicita理事長 Angelo Serri氏からTipicitaの概念について

生物多様性な食文化から始まり食にとどまらずライフスタイルにいたるまで広がる理念です。



食文化、ワイン、オリーブオイル、観光すべてにおいてマルケ州の魅力と繋がります。







30年間にわたるTipicita の活動は世界4大陸の20以上の地域コミュニティと、継続的な交流や協力関係を築き上げてきました。

2年前から、2025年大阪万博が提供する機会を最大限に活用するため、日本の団体とも協力を始めました。
以下の機関との協力プロジェクトがすでに始動しています。

  • 駐イタリア日本大使館
  • ミラノ日本総領事館
  • 日本政府観光局(JNTO)
  • 立命館大学
  • 京系味噌協同組合
  • マツダ株式会社





カメリーノ大学や立命館大学からのスピーカーに続き、大阪万博への期待も盛り込まれます。








今回のマルケ州からの発信で景色や食文化だけでは無い、産業構造や地域の活動など幅広い面からマルケ州を再発見する機会を得ました。

イタリアからは大阪万博への強い期待や意欲を感じました。

イタリアほぼ全土の州の協力を取り付けたとの万博大使のスピーチ通り魅力あるパビリオンも期待できます。