"人"の時代の研修 | ビジネスインプロトレーニングと俳優流スピーチ&プレゼン術

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即興を使った全く新しい、「殻破り」の人間教育で、ビジネスはあなたを主人公とした劇場に変わります。

日本総合研究所所長で、著書もたくさんある野田一夫氏が、新たに発足する財団法人日本ビジネスセミナー協会の理事長に就任されました。協会の設立記念講演に行きましたが、野田氏の挨拶文に、「企業活動の究極的戦略資源は"ヒト"に帰一する」と語っていました。

また、パネルディスカッションにおいて、フランクリン・コヴィー・ジャパンの取締役竹村富士徳氏も、「人格×能力」、とりわけ「人格」の力が大きいことを語っていました。

研修講師・セミナー講師の質を高め、企業に安心して優れたコンテンツを提供し、日本の経済を変えていくという大きな主旨を持っている協会ですが、現在抱えている研修についての問題点や講師についての問題点について、ざっくりながらよく理解できました。

20年も前に、アメリカの超優良企業75社を対象に研究した成功の秘訣を分析した本「エクセレント・カンパニー 」という本が出版され、8つの共通点を導き出したそうですが、野田氏曰く、「いずれも(理論や数値では客観的に説明できないが故に、それまで米国のビジネススクールで軽視されてきた)広義の"人間的"要因だった」と述べています。

従来の研修のようにパッケージ型はもう売れなくなってきて、講師についてもマニュアルではなく「人」になってきているそうです。
とにかく、「人」の時代に突入しているな、と感じます。