リーダーになる人に知っておいてほしいこと | 医薬翻訳のアスカコーポレーション 社長ブログ

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大阪北浜、東京田町にオフィスを持つ医薬・バイオ分野の語学サービス会社 アスカコーポレーション社長 石岡映子のブログ。

TVで視たからではないが、松下幸之助の「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」という本を社員の皆に配布することにした。
社会人として、皆に成長してもらいたいからだ。


彼は100年以上前に生まれ、親の破産で9歳から丁稚として働き、パナソニックという世界規模の会社を作り上げた。時代が違うし、「奉公しなはれ」という発想など、個人主義、グローバルな今の時代、若い皆には違和感があるかもしれない。
でも、なぜ働くのか、という問いにわかりやすく答えてくれる。


仕事は長い時間を費やし、給料を得る、という生きるための重要な手段だが、自分を成長させてくれる便利な機会でもある。

私も若い頃、お金のことを話すのは苦手だったし、何となくかっこ悪い?と思っていた。
売り上げや名誉のことばかり話しているトップや管理職に抵抗感を持っていた頃もある。


でもよく考えると、給料が少ないと物質的にも精神的に豊かになれないし、社会貢献もできない。
税金を払い、経費を使い、社員を養わないと社会での企業の使命を全うできない。
名誉がないと価値も生まれない。
お金を生まないと、文化も市場も生まれない、のだ。


仕事は自分を成長させてくれる大切な機会だ。
サラリーマン時代、何で私ばかり怒られるのだろう、と落ち込んでいたこともあるし、
なぜ私にばかり面倒な仕事が回ってくるんだろう、って不満だった。
部下の悩み相談ばかりで、管理職が辛くて仕方がないこともあった。


でも今、そうした試練がとてもありがたい。
だからこそ、仲間を作り、助けあい、嫌なことを乗り越えた、

考え方で自分は変わるし、人生も仕事を楽しむゆとりも生まれる。

若い皆に是非一度幸之助さんの考え方に触れてほしい。
こうした本はたくさんあるし、優れた書物は数限りない。

若い皆にはピンと来ないかもしれない。

でも、子供を育てやり、後輩の面倒を見るときにふと思い出すかもしれない。

少なくとも彼の考えを知ってて少なくとも損にはならない。


野田総理、がんばってます(?)
彼は松下政経塾の出身で、若い頃、毎朝駅前で街頭演説していたという。
国民のために何をすべきか、意外とわかっているかも?