【閃き】3月決算会社と夏休みの宿題 | 早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

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 夏休みの宿題は、最初に片づけるか、お盆も過ぎてギリギリになって慌てて始めるか。

 自分がどちらだったのか、まったく記憶にありません。子どもたちを見ていても、年によってバラバラ。早々に完成させている年もあれば、着手したものの途中で頓挫して最後に慌てる年や、まったく何もせず最後は徹夜に近くなっている年もあり。夏休みの宿題問題が遺伝するとは思えませんが、好きなものを最初に食べるか後から食べるかと同じで(これも気分に応じて)、幼少の頃から「どっち派」という執着がなかったのかもしれません。

 3月決算会社の法人税申告期限が迫ってきました。ひと言で「3月決算会社」と言っても様々で、4月早々に数字が確定し税額計算を終えている会社もあれば、未だ鋭意3月の処理を実行中の会社もあり。さすがに、まったく未着手の会社はありません。

 今年2~3月の所得税確定申告は、皆さんから資料を早々にいただけたこともあり、ことのほか順調に進みました。そのイメージがあるので、法人の3月決算会社の申告書作成も順調に進むはず。根拠もなく、そう思い込んでいました。

 で、今年は「前倒し、前倒し」と掛け声をかけながら申告書を作成しているのですが、確認してみると、昨年より1週間~2週間ほど申告書作成時期が早い。もう申告を終えた会社もあるくらいです。

 先ほど、会社にも様々で4月早々に税額計算まで終えている会社もあると書きました。これまで、その状態に安心してしまっていたのだと思います。つまり、もう数字が確定しているので、あとは申告書を作るだけ。この安心感が、申告書作成業務への着手を遅らせていた。平たく言えば、サボっていた、ということ。実は、個人の所得税申告と違い、法人の法人税・消費税・地方税申告書作成や納税手続は、物理的にも時間がかかるものなのです。

 決算月に限らず、毎月、月初から月半ばまでは定型の業務が少ない時期といっていいでしょう。月半ばくらいから月次決算の資料や情報が集まってきて、その確認や記帳を行ないます。5月も同様。ということは、ゴールデンウィークがあるとはいえ、連休明けから月半ばまでの時間を使って申告書作成をしておけば、月末に慌てる必要はないはず。

 ところが、昨年は慌てました。友人たちとの週末登山も、「とても行ける状態じゃない」とキャンセルして。つまり、夏休みの宿題で言えば、ギリギリになるまで着手していなかった、しかも時間の読みが甘かったということ。

 今、残業することはありません。休日に事務所に出ることもない。一方で、日曜日のメールにも返事を出すなど、世間で言われる「オンとオフの切り替え」とは無縁です。それが自分のスタイルに合っているというだけのことで、執着はありません。そういう意味では、「どっち派」にこだわらなかった幼少の頃からの「三つ子の魂百まで」ということなのでしょうか。




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