【対話】王道を行く | 早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

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皆さま、こんにちは。
税理士・公認会計士(船戸明)の「本業ブログ」にようこそ。

 何か相談をされたとき、「王道を行きましょう」「それは王道ではないですね」と答えることが、稀にあります。

 とんでもない節税策があるらしい。他の経営者はうまくいったようだ。ウチの会社でも採用できないだろうか。

 隣の芝生は青く見えるものでしょう。滅多にありませんが、ごくたまに、そんな話を耳にするのです。節税に悩むほど利益が出ているだけでも御の字。税金を払わないと現金も増えず、会社も成長しない。そんな思いが根底にあるので、「そんな策に溺れずに、王道を行きましょう」という表現で返事をしています。

 ある情報を握ったら、「どう使うのか」と計算するのではなく、「何をしなければならないのか」と考える。

 何か問題が起きたら、「どう対処するか」と考える前に、その問題をすべて引き受ける覚悟を決める。覚悟が宿れば、対処しなくていい問題もあるはずです。

 策を練る、と言いますが、王道の範囲を外れないこと。そうしなければ、策はすぐに、奇策や愚策に転じてしまいます。

 毎日、文章を書いているからか、短い言葉を書くときも、どんな表現を使おうかと考える癖がついているのでしょう。ありきたりの言葉、つまり自分が言わなくても誰かが言う言葉を使いたくないと考えているような気がします。

 かといって、奇をてらうまでになってしまうと、相手に違和感を与えてしまうのではないでしょうか。重要なことは「王道」の範囲内であること。デジタル大辞泉によれば、王道とは、

2《royal roadの訳語》安易な方法。近道。「学問に―なし」
3 物事が進むべき正当な道。「ミステリーの―を歩む作品」

とのこと。顧問先との人間関係構築に2の意味での王道はありませんが、3の意味での王道を外さないようにしなければなりません。




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