【閃き】試算表完成の前後 | 早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

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こんにちは。
大阪南船場の早起き税理士・公認会計士(船戸明)
の「本業ブログ」にようこそ。

 月次の入力が終わり、月次の試算表ができました。あとは、これを会社に持っていって社長さんとお話しする。

 さて、その段階で、月次の仕事はどれほど終わっているのでしょうか。

 半分?
 8割?
 2割?

 通常の月次業務であれば、入力→集計→加工・分析→報告、という流れなのでしょう。最終的に社長さんとお会いしてお話しすることを10とすれば、入力・集計・加工・分析の占める割合は、1くらいではないかと、私は考えています。


 何度か書いていますが、社長さんとお会いして話をする際、試算表を見て話す時間はごくわずかです。2時間お話するとすれば、5分か10分くらい。では、あとの時間は何を話しているのでしょう。

 経営のこと。
 従業員のこと。
 新規事業のこと。

 あるいは、もっと卑近な話題であることもしばしば。

 どんな人に会った。
 どんな本を読んだ。
 どんな映画を見た。
 どんなものを食べた。

 そういう表現を許してもらえるのなら、すべての行動が話の「素材」になる、と私は考えています。いろんな体験が、自分の身体の中に、そして記憶の抽斗(ひきだし)の中にしまいこまれる。その抽斗が、どんなきっかけで開くのはかは、自分でも分からない。でも、きっと、何かのきっかけで開く。忘れていた名前を、ふっと思い出すように。


 そう考えると、社長さんと話をするのが10だとすると、

  7:これまでの抽斗
  1:月次の入力業務
  2:会話という共通作業による発見

くらいが理想なのではないでしょうか。

 月次入力がピークとなる前の「何もない時期」に「何をしているか」。
 月次入力後に、互いの会話から抽斗が開くきっかけをつかむこと。

 そうした入力前後の要素が月次業務の中でもっとも重要なことなのだと、私は思います。




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